輸入車の場合、年落ちの査定ダウンが大きいので絶対に年内に売りたい

1月になればクルマは1歳年を取ってしまう!

新しいクルマも年落ちの査定ダウンは大きい

 「そろそろクルマを買い替えようかな〜」と思っている人は、できることなら手放すのは年内にしておいた方がいいですよ〜! というのも、来年になってしまうとクルマが1歳年を取り、買取査定額に影響を与えてしまうかもしれないのです。

 中古車の年式を表す時に、4年落ちとか5年落ちという言葉をよく使います。これは新車で買ってから何年目のクルマかということ言っているのですが、この表現は基本的に買った月までは含まれていません。つまり買ってから実際に何年経過しているかということよりも、何年目に入ったかということを意味しています。

 例えば2004年6月に新車で買ったクルマは2007年のうちは3年落ちで済みますが、2008年1月になってしまうと、買ってから3年半しか経過していなくても、4年落ちという表現になってしまいます。

プライスボードには年式がデカデカと明記されている

 これは主に中古車が年式でクルマの年齢を判断する習慣があるためで、人間のように誕生日区切りで年齢を区別しないからです。したがって、どのクルマも年を越せば1年分の年式が落ちてしまうことになります。

 基本的に中古車は1年分の年式が変わるだけで、大きく相場が変わってきますので買取る側もそれを考慮して査定額を決めてきます。つまり、年内なら3年落ちの相場基準額で査定されるものが、来年になってしまうと4年落ちの少し低い基準額で査定されることもあるのです。

 しがたって買取などでクルマを手放すことを考えている人は、年内のできるだけ早いうちに手放しておいた方が、よりよい基準額で査定してもらえるはずです。

逆に新車を買うなら1月登録まで待ったほうがいい!

新車を買うなら逆に1月に登録してもらった方がイイ!

 同じ理由で、新車を買う場合はできるだけ年内登録を避け、来年になってから登録してもらう方が手放す時に得をします。12月に登録されてしまうと、わずか数日間で1年落ちのレッテルを貼られてしまいますから。

 年内に売って、来年に新車を登録してもらうと年末年始にクルマがなくて不便ですが、ガリバーなら一定期間無料で代車を貸してくれますので、店舗に相談してみるとよいでしょう。

 車種によっては1年の違いで、手放す時の買取り額が10万円以上変わる事も珍しくはないので、手放す時のタイミングと新車を買う時のタイミングは注意しておいた方が良いでしょう。

 中古車に買い替える場合は、来年になったからといって、すぐに店側が1年落ちの分を値下げするわけではないので、年末に購入しても大きなマイナスにはならないでしょう。