注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:ホンダ 新型フィット

ホンダ 新型フィットの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 ホンダがコンパクトカー部門で大成功を収めている『フィット』がついにフルモデルチェンジされた。フィットといえば、新車販売ランキング(軽自動車除く)では常にトップ3に入る人気モデル。広い室内空間と低燃費性能がユーザーに評価され、スタイル面でも女性からの高い支持を受ける。

 その人気モデルのフルモデルチェンジということで、業界内からも非常に注目されている。ヴェールを脱いだ新型フィットを見てみると、クルマ作りは初代モデルを踏襲した上で、最小限の車体サイズアップを図り、ホイールベース(前後のタイヤ間隔)を延長し居住空間を更に拡大。さらに燃費性能を向上させるなど、ユーザーのニーズにマッチした正常進化を遂げている。

 その正常進化はエクステリアデザインにも言えており、「どこも変わってないジャン」と言う言葉も聞こえてくるほど。確かに、パッと見はあまり変わった印象を受けにくく、ユーザーに「これだけ変わったよ!」というホンダのメッセージは伝わり難いといえる。しかし、フロントガラス前端部を前方に押し出し前席の視野を拡大するなど、全ての面で改良されているといって良いだろう。車体サイズの拡大により乗り味も変わり、ドライブフィーリングも改良されていることに期待しよう。

 新型がデビューする直前、いわゆるモデル末期の初代モデルでも販売ランキング3位と好位置をキープしてこれたのは、デビューから6年という歳月が過ぎたということを感じさせないパッケージングの良さが要因といっても良い。あまり変わった印象を受けないのも、ホンダの自信の表れなのかもしれない。

今回のクルマ
Specifications
グレード
RS
ボディサイズ
3920x1695x1525mm
エンジン型式
L15A型
総排気量
1496cc
最高出力
120ps(88kW)/6600rpm
最大トルク
14.8-m(145N・m)/4800rpm
定員
5人
発売日
2007年10月18日
車両本体価格
\1,575,000

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リセールバリュー診断

 新型ホンダ・フィットのリセールバリューは最大67%のAランクとコンパクトカーの中でも高い数値を示した。7月にデビューしたデミオがCランクであることを考えると、かなり高い数値といえる。フィットのリセールバリューが高いのは、新車の販売台数と中古車の供給量がバランスが取れていることにあるが、いずれにせよ新車であれだけ売れているコンパクトカーが示す数値ではない。人気が高いからリセールバリューが高いと考えても良いだろう。

 フィットは初代モデルのデビュー当時、納車待ちが半年以上ともいわれ、中古車もほぼ新車と変わらぬ価格で販売されていた。新型も当初は注文が殺到するから、数ヶ月の間はかなり高い中古車価格となるだろう。しかし、生産ラインが整えばそれも落ち着き、初代モデルほどの高騰はない。少し気になる点といえば、上位グレードになると車両本体だけで200万円に近付き、コンパクトカーとしては高額の部類に入る。素晴らしいクルマなので、価格面でもう少し安ければベストだ。

車両本体価格
\1,575,000
登録など諸費用
\230,000
値引き
\-80,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
50%〜67% A
約 \ 670,000

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