11月下旬発売
米ゼネラルモーターズ社製「HUMMER（ハマー）」の正規輸入販売を手掛ける、三井物産オートモーティブ株式会社は、エンジン、トランスミッションから内装に至るまで、大幅に改良された「HUMMER H2」2008年モデルを11月下旬より発売する。
メーカー希望小売価格（消費税込み）は、Type-S（6AT）が850.5万円、Type-G（6AT）が955.5万円。
エンジン＆トランスミッションを一新
「HUMMER Ｈ2」の2008年モデルは、従来のエンジンとトランスミッションを一新し、走行性能を大きく向上させている。エンジンには、新型の6.2.オールアルミ製V8エンジンを搭載。可変バルブ・タイミング機構を採用し、最高出力は旧型に比べ約20％アップの398ps（293kW）を発生、最大トルクも563Nmと大幅に向上した。このパワーアップした新型エンジンには、トランスミッションも新型の6速AT（ハイドラマチック6L80）を採用。6.04:1というワイドレシオのギア比を採用することで優れた加速性能を実現。オフロードからハイウェイまで思いのままの走りを生み出している。また、新型のトランスミッションは、フロアにあるシフトレバーの操作に加えて、新たにハンドル内にあるボタンで、シフトアップやシフトダウンを行うことができ、操作性も向上している。
インテリアを全面リニューアル
インテリアも全面リニューアルを施し、従来にも増して、ラグジュアリーで快適な室内空間を実現。全く新しく設計されたインストルメント・パネルにはじまり、フロントからサードに至るまでの全てのシート、ドア・トリム・パネルのデザインのみならず、その材質に至るまで、ハマーのトレードマークである頑強さを維持しつつ、洗練された高級感を生み出した全く新しいインテリアとなっている。加えて、室内の装備も大幅に改善している。セカンド及びサードシート用のエアコンのベント（吹き出し口）の設定や、BOSE社製オーディオシステムの標準装着、加熱機構付きウインドウウォッシャーの装備等から、フロントシートのシートベルト取り付け位置の変更といった細かい箇所にいたるまで、快適な室内空間を実現させるために、様々な改良も施されている。
充実した安全装備
走行性、快適性の向上に加え、安全装備を充実させることで、従来にも増して高い安全性を確保した。3列全てのシートに対応したロールオーバー検出システム付きルーフ・ヘッド・カーテン・サイドエアバッグや、新設計のフロントシートのシートベルト・プリテンショナーを標準装着。また、新型のトラクションコントロールシステムを採用するとともに、ブレーキシステムも新型の4チャンネル・アンチロック・ブレーキシステムに変更することで、滑りやすい路面などでの操縦性を進化させ、パッシブセーフティ、アクティブセーフティの両面から安全性能を向上させた。
エクステリアの変更
エクステリアは、ハマーであることが一目でわかる特徴のあるデザインを維持しつつ、機能面での充実を図っている。フロントグリルの開口部は、従来よりも大きくするとともに、バンパーもサイズアップし、新型エンジンの冷却能力を高めている。また、シルバーに塗装されたアンダーグリルや、新たなフロントマスクの採用により、よりハマーらしいアグレッシブなイメージを醸し出している。
