自慢のレーシングカーが一堂に会する！
9月23日と24日、東京江東区・お台場の青海NOP街区特設会場で“モータースポーツ・ジャパン”が開催された。06年に「日本のモータースポーツ文化の発展と継承」をテーマに開催され、今回で２回目のイベントになる。会場は情報発信基地のお台場だから、クルマ好きのカップルやヤングファミリーが多い。しかも入場無料だ。モータースポーツと縁のない人も会場を訪れ、初めて見るレーシングカーの勇姿に感嘆の声を漏らしていた。
そのネーミングからわかるように、このイベントには日本の自動車メーカー８社が参加し、自慢のレーシングカーをたくさん持ち込んでいる。フォーミュラ１から底辺を支えるカート、市販車ベースのスーパーGTやツーリングカー、公道のモンスターと言われるラリーカーまで、幅広いジャンルのマシンが一堂に会し、見る者の目を楽しませてくれるのだ。しかも展示だけでなくデモ走行も行う。また、最新のマシンだけでなく往年の名レーシングカーも数多く参加している。これも魅力のひとつだ。60年代のグランプリシーンを彩ったニッサンR381とトヨタ７も馳せ参じた。盛りだくさんのイベントだから、小さな子どもたちも年配のクルマ好きも目をキラキラと輝かせている。
トヨタとホンダのF1のでもランも大いに盛り上がり、走行の１時間前にはギャラリーで埋め尽くされた。シビックのタイプＲなど、ワンメイクレース車両による同乗体験走行も大盛況だ。シミュレーションゲームにも応募者が殺到した。天気は今ひとつだったが、来場者の熱気が雨を振り払っている。また、開催の直前にヘリコプター事故で亡くなった名ラリースト、コリン・マクレーの追悼イベントも組まれた。２日間で来場者は13万人を超え、大盛況のうちに幕を閉じている。モータースポーツの素晴らしさを身近で感じ取れるイベント、それがモータースポーツ・ジャパンだ。
トヨタTF107にトゥルーリ、ホンダRA107にバトンが!!
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F1はトヨタとホンダの競演だった。24日はトヨタTF107をＪ．トゥルーリが、ホンダRA107をＪ．バトンがドライブしている。ふたりはバンピーなコースで派手なスピンターンなどを演じ、やんやの喝采を浴びた。今年はギャラリー側にガードレールが設けられるなど、安全対策も向上する。
限定1800個、トヨタTF107 日本グランプリ仕様
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ミニチャンプスのトヨタTF107。これは1800個限定で発売された日本グランプリ仕様だ。コクピットに収まっているのはＪ．トゥルーリ。レース本番では今一歩の成績だったが、美しさはピカイチ。これは京商が手掛けた43分の１スケールのミニカーで、文句なしの仕上がり！
39歳という若さで散ったマクレーを偲ぶ
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不慮の事故により39歳の若さで散ったＣ．マクレー。93年のWRC最終戦、ニュージーランドラリーでスバルに念願の初優勝をもたらしている。94年からインプレッサを駆り、95年にはシリーズチャンピオンに輝いた。手前は96年仕様の555インプレッサ、奥は初優勝したレガシィ。WRCで25勝をあげ、そのうちの15勝がインプレッサだ。
マクレーの乗ったインプレッサ
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Ｃ．マクレーの乗ったミニカーを探したら最初に出てきたのが、チョロＱ「インプレッサWRCセット」のVol.1。左側のゼッケン３は97年のマシンで、マクレーがステアリングを握った。右側は01年のワークスマシン。奇しくも、ゼッケン５のドライバーはバーンズだ。
フォーミュラニッポンのマシンなどが勢揃いした！
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GT選手権レースに出場したR33モチュールGT-Rを筆頭に、フォーミュラニッポンのマシンなどがズラリ勢揃い。日産はスカイラインが生誕50周年の節目でもあるため、歴代のスカイラインを日産ブースに並べた。スカイラインについては、今後、特集を組む予定！
Z33型フェアレディＺのスーパーGT仕様がコレ！
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NISMOモデルカーコレクション。その最新作はZ33型フェアレディＺのスーパーGT仕様だ。ゼッケン23のザナヴィＺをモデル化したプルパック仕様で、走行中ライトが点灯する。キーチェーン付きだ。日産のディーラーやNISMOショップなどで買うことができる。
ファンにはたまらない!! カルソニックブルーのR32型GT-R
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カルソニックは「日本ラヂエター」の時代からレースに参戦している。歴代のスカイラインで星野一義さんが挑んでいるが、カルソニックブルーのR32型GT-Rは破竹の快進撃を続けた。現在はZ33型フェアレディＺでスーパーGTに出場中だ。
