新世代の「マルチパフォーマンス・スーパーカー」ついに現る!!
日産は、「NISSAN GT-R」を10月24日に発表した。同車は、日産ハイパフォーマンスセンターを中心に、12月6日より全国一斉に発売される。
「NISSAN GT-R」は、新開発プレミアムミッドシップパッケージやVR38DETTエンジン、GR6型デュアルクラッチトランスミッションなどを採用。「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化した新次元のマルチパフォーマンス・スーパーカーという位置付けだ。
クルマの基本性能「走り、曲がり、止まる」をあらゆるシーンで最高のものとするために、ドライブトレインの新しい配置を含め、ゼロから基本パッケージを見直したほか、意のままにクルマを操縦できる感覚を追及し、全てのコンポーネントが新たに開発された。また、スーパーカーならではの新しい安全性と環境性能を両立している。
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スーパーカーとして最高の性能を実現するために・・・
今回最高の性能を実現するためにフロントミッドシップパッケージを進化させた、プレミアムミッドシップパッケージを新開発。また、クラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、リヤファイナルドライブと一体化した「独立型トランスアクスル4WD」を採用した。Cd値:0.27を実現すると同時にフロント、リヤのダウンフォースを増大させることでタイヤグリップを向上させ、特に雨・雪道において高い走破性を実現した。
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エンジンは、新開発の3.8リッターV6ツインターボ「VR38DETT」エンジンを搭載。プラズマコーティングボアシリンダーやエキゾーストマニホールド一体型ツインターボ等によって、3200〜5200rpmの広いレンジで最大トルク588Nm (60kgm)を発生する。最高出力は、なんと480ps(353kW)/6400rpmという脅威のハイパワーを発揮する!
またいっぽうで、排気2次エアシステムの採用と低負荷運転時において、スーパーカークラストップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現し、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)」に適合している点も新世代のスーパースポーツカーとして抜かりはない。
組み合わされるトランスミッションは、新開発の2ペダル型「G6型デュアルクラッチとランミッション」のみの設定。パドルシフトとボルグワーナー社製シックプレートデュアルクラッチの直結制御により、極めて素早いシフトによる意のままなコントロール性とリニアな走りを実現した。
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サスペンションはビルシュタイン社製ダンプトロニックを採用。あらゆる走行シーンに対し最適に電子制御化された減衰力を提供する。
ブレーキはブレンボ社製フルフローティングドリルドローターと、高剛性パッド、前:6ポッド、リア4ポッドのブレンボ製モノブロックキャリパーを採用し、ハードなサーキット走行もこなす耐フェード性とあらゆる走行シーンで安定した制動力を発揮する。
タイヤは、日常走行からサーキット走行にいたるまで高次元にバランスさせた専用開発の20インチランフラットタイヤを採用する。
ボディは、カーボン、アルミダイキャスト、スチールを最適配置した高剛性かつしなやかな新開発ボディを採用した。また、ボディ・サスペンション一体化設計することによって、高次元の衝突安全性能を実現している。
機能に裏付けされた造形美
エクステリアでは、鍛え抜かれたアスリートのような美しさを、エッジの立ったキャラクターラインのあるなめらかな面で表現。タイヤまわりとボディサイドは、空気の流れを考え抜いたフロント“エアロブレードフェンダー”や、スロープしたルーフラインのキャビン“エアロブレードキャノピー”と屈曲したCピラー“スウォードエッジ”が採用されるなど、走行性能を追求したデザインとなっている。大胆にカットされたボリューム感のあるリヤエンドに、伝統の4つのリング型テールランプが存在感を放つ。
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安心感と快適性を提供するインテリア
インテリアでは、ドライビングに集中できる機能性と安心感、日常の運転でも快適に感じる設計がなされている。メータークラスターからセンターのマルチディスプレイまで高さを揃えて配置した、視認性を重視したデザインを採用するとともに、ドライバーが情報を瞬時に判断できるよう、グラフィックを採用したマルチファンクションメーターを採用している。
専用設計のシートは、ホールド感を高め、前方のサイドの張り出しを弱めることにより、リラックスできる形状とした。
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高速・大容量のHDDを採用したカーウイングスナビゲーションは、オーディオ機能などを併せ持ち、充実のエンターテイメント機能を発揮する。また、スーパーカーに相応しい迫力の音を提供するBOSEサウンドシステムを採用した。
匠の技でマルチパフォーマンスを創造!
マルチパフォーマンス・スーパーカーを標榜する新型 日産 GT-R、その生産方法も極めて特殊な方法を採る。
エンジンは、クリーンルームで一人の職人の手により組み立てられ、全数が性能検査を行い出荷。車体も全数が加振検査を行う。
また最終的に熟練の検査ドライバーが全車のエンジン・トランスミッション・ブレーキの調整を行った上で車両を出荷する徹底ぶりだ。
また特別教育を受けたスタッフが常駐するショールームと特別サービス工場を備えた「日産ハイパフォーマンスセンター」を設置。購入後も、他の日産車同様の保証に加え、3年間無償で1000km走行時と12,24,36ヶ月経過時にエンジン・ミッション及びホイールアライメントの計測と調整までを実施する至れり尽くせりぶりに驚かされる。
価格は、「GT-R」が777万円、「GT-R Black edition」が792万7,500円、「GT-R Premium edition」が834万7,500円。国内の月販台数は200台を予定する。
代表グレード
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GT-R
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4655×1895×1370mm
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車両重量[kg]
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1740kg
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総排気量[cc]
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3799cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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480ps(353kw)/6400rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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60kg-m(588N・m)/3200-5200rpm
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ミッション
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GR6型デュアルクラッチトランスミッション
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10・15モード燃焼[km/l]
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8.2km/l
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定員[人]
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4人
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税込価格[万円]
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777万円
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発売日
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07/12/06
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写真
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日産自動車
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