ボルボ V70

 ボルボは、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たしジャパンプレミアとなる新型「ボルボ V70」、新型「ボルボ XC70」の発表をはじめ、バッテリーのみで100kmの走行が可能なプラグイン・ハイブリットカー「ボルボ リチャージ・コンセプト」を本邦初公開するほか、飲酒関連事故の削減を目指して、ボルボが自動車メーカーとして初めて発表する革新的な安全技術「アルコガード」などを出展する。

7年ぶりのフルモデルチェンジ!新型「ボルボ V70」新型「ボルボ XC70」

 日本におけるステーションワゴン・ブームの火付け役となった「V70」シリーズの第3代目となるモデルが7年振りのフルモデルチェンジを果たした。
 よりラグジュアリーでスポーティになった多用途性と機能性に優れたスカンジナビアン・デザインを採用。事故を未然に防ぐ、最新のプリベンティブ・セーフティ技術を搭載した。
 ほか、世界初となる2段階調整機構機能式インテグレーテッド・チャイルドクッション、スウェーデン喘息アレルギー協会の承認条件を満たすクリーンゾーン・インテリア、デンマークDYNAUDIO社製スピーカーを含む世界トップクラスのオーディオシステムを採用している。

バッテリーだけで100kmの走行を実現!「ボルボ・リチャージ・コンセプト」

 「ボルボ・リチャージ・コンセプト」は、9月に開催されたフランクフルトモーターショーで初公開され、東京モーターショーのボルボ展示車では唯一のコンセプトカーとなる。
 プラグイン・ハイブリッド車であるこのコンセプトモデルが他のハイブリッド車と大きく異なるのは、「バッテリーの動力だけで走行する」という点。ボンネット内にフレキシ・フューエルエンジンを搭載しているが、これはあくまでもバッテリー容量が少なくなった際に電力を供給する発電機の役割であり、動力源として利用されることはない。
 ランニングコストはガソリン車と比較して約80%削減が可能で、(バッテリーのみで走行した場合)燃費は0-5.5ℓ/100km 。(バッテリー走行距離が100キロを越え、エンジンを使用した走行距離でも変化)また、CO2 排出量は現在市販の優秀なハイブリッドカーより更に66%削減した。(使用状態が最適な場合)

燃料電池を活用した飲酒運転防止装置「アルコガード」

 アルコガードは、9月のフランクフルトモーターショーでボルボが自動車メーカーとしては世界で初めて発表した、車載型のアルコール・インターロック装置。(飲酒運転防止装置)。燃料電池を活用し、ドライバーがエンジン始動前に車載型のハンドセットに呼気を吹き込むだけで血液中のアルコール濃度を測定し、その濃度が基準値以上だった場合はエンジンがかからない仕組みになっている。
 装置は、小さなテレビリモコン程度の大きさだが、飲酒運転が原因による事故防止に向け2008年初めスウェーデンから発売を開始する。

出展車両

【コンセプトカー】
・ボルボC30・リチャージ・コンセプト
【特別展示】
・ボルボPV445 デュエット
【2008年モデル】
・ボルボV70 T-6TE AWD
・ボルボV70 3.2SE
・ボルボXC70 3.2SE AWD(2台)
・ボルボC30 スウェーデン・フラッグ・モデル
・ボルボC30 T-5 (10/25 より展示)
・ボルボS80 カットモデル
・ボルボS80 V8TE AWD
・ボルボXC90 V8 TE AWD
【参考出品】
・アルコガード・シミュレーター
・ドライバー・アラート・シミュレーター

関連記事もチェック!

随時更新【東京モーターショー2007 特集】各メーカーの出展車をチェック!

【特集】 (2007.09.28)

10月24日から(一般公開日は10月27日から)11月11日まで千葉県千葉市の幕張メッセにて開催される「第40回東京モーターショー2007」を特集!その出展車情報を随時更新し、各メーカーごとに紹介していく。 >> 記事全文を読む


【ボルボ V70&XC70:ジュネーブショー07レポート】フルモデルチェンジしたボルボ V70を現地取材!

【新車情報】 (2007.03.22)

ボルボはV70フルモデルチェンジ版をジュネーブ・ショーで発表し、同時にクロスカントリーモデルのXC70も披露した。 >> 記事全文を読む


ボルボ、2ドア・コンパクトクーペ 新型「ボルボC30」を発表!予約注文受付開始!

【新車情報】 (2007.06.29)

ボルボ・カーズ・ジャパンは、ボルボの新たなブランドイメージを提案する4人乗り2ドア・プレミアム・コンパクトクーペ、新型「ボルボC30」を発表、7月1日(日)より全国のボルボ・ディーラーで予約注文受付が開始される。 >> 記事全文を読む