フィアット パンダ100HP

「スポーツスイッチ」を新たに搭載

 フィアット グループは、10月13日より、フィアットのコンパクトカー「パンダ」のスポーティーな限定特別仕様車「パンダ100HP」の販売を開始する。
 今回販売が開始されるパンダ100HPは、新型1.4リットル16バルブエンジン搭載の、総排気量1,368cc、6速マニュアルトランスミッション、5ドア、右ハンドル仕様で、メーカー希望小売価格(消費税込み)は207万円。販売台数は130台限定としている。
 よりアグレッシブでスポーティーな外観とともに、パンダ100HPはその名の通り、最高出力74kW(100ps)/6,000rpm、最大トルク131N・m(13.3kgm)/4,250rpmを発揮する新たな1.4リットル16バルブエンジンを搭載し、トランスミッションは、スポーティーなドライビングが存分に満喫できる6速マニュアルトランスミッションとしている。また、パンダ100HPに新たに搭載される「スポーツスイッチ」は、シーンに応じて走行モードの選択を可能にするもので、ステアリングとエンジンを制御し、よりスポーティーかつダイレクトなドライビングを実現する。
 さらに、パンダ100HPには、既に販売されているパンダやパンダ-Maxiにも搭載されている先進の安全機構ESP (ASR / MSR / HBA / ヒルホールドシステム付) が装備される。この電子制御デバイスは、さまざまな路面状況下でもドライバーのコントロールを補助し、車の挙動を最適に維持して車体の走行安定性に寄与する。加えて専用サスペンションの装備や、後輪のディスクブレーキの装着などとあいまって、パンダ100HPでは卓越したパフォーマンスと安全性能が実現されている。

フィアット パンダ100HP
フィアット パンダ100HP
フィアット パンダ100HP

驚くほど広々とした車内空間

 エクステリアは、大型のグリルを備えたアグレッシブでタフな印象の100HP専用フロントバンパーとリアバンパー、クロームシャドー仕上げの15インチ・アロイホイールと電動ドアミラー、レッド仕上げのブレーキキャリパー、ワイルドで力強いスタイリングのフェンダーアーチ一体型サイドスカート、スポーティーないでたちを一層強調するテールパイプやボディ同色リアルーフスポイラー、そしてチェッカーフラッグをイメージした100HP専用ボディサイドストライプなど、スポーツマインドをかきたてるさまざまな要素で構成されている。
 インテリアでは、ブラック/グレーのツートーンカラーの内装に、ドライバーの身体を的確にホールドするバケットタイプの100HP専用デザインファブリックスポーツシート、専用デザインのスポーツレザーステアリングや専用デザインのキックプレートなどを装備し、その外観にひけをとらないスポーティーな車内空間が創出されている。
 また、パンダ100HPでは、現在販売されている現行パンダと同様、このセグメントでは驚くほど広々とした車内空間や、分割可倒式リアシートを完全にたたむと860リットルになる広いラゲッジスペースが確保され、加えてインストルメントパネル中央部に配された使い勝手のよいシフトレバーなど、計器やスイッチ類も人間工学に基づいてデザイン・配置され、優れた居住性や操作性を提供している。
 さらに、フルオートエアコンやトリップコンピューター付マルチファンクションディスプレイなど快適性能の充実も図られ、スポーティーな個性の中にも使い勝手のよいユーザーフレンドリーな空間が実現している。