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- カワイイ見た目に最先端の技術を投入
- 全く新しい車の動きを実現「メタモシステム」
- ドライバーをハッピーに!「ロボティック・エージェント」
カワイイ見た目に最先端の技術を投入
日産は10月4日、第40回東京モーターショーに出展するコンセプトカー「ピボ2(PIVO 2)」を発表した。05年に開催された前回の第39回東京モーターショーに出展した「ピボ(PIVO)」に続く第二弾となる。
「ピボ2(PIVO 2)」は、日産が考えるヒトとクルマの新しい関係づくり「フレンドリーイノベーション」を具現化した電動シティコミューターのコンセプトカーだ。
その可愛らしいスタイリングの内側には、日産が現在研究・開発する数々の先進技術が投入されている。
愛着のわくヒトとクルマとの関係を模索したという「ピボ2(PIVO 2)のキュートなエクステリア。
可変ジオメトリーの「メタモシステム」により、4輪個別での可変制御が可能。
乗降はフロントから行なう。前2輪がドアを避けるため移動している点に注目。
全く新しい車の動きを実現「メタモシステム」
前回の「ピボ」は、自由自在に360度回転する車体が特長だったが、新しい「ピボ2(PIVO 2)」ではこれをさらに進化させた。
駆動モーターをホイール内に収めたインホイール3Dモーター」の採用やバイワイヤ技術と組み合わせることで、車体と直接繋がれる駆動系・操作系のギア・シャフトを無くし、可変ジオメトリー(サスペンション・タイヤの位置移動)を可能とした「メタモシステム」を導入した。
その場でクルっと360度の方向転換が出来るなど、これまでにない車の動きを実現し、高い利便性や運転のしやすさを実現する。
また、加減速や旋回時などに生じる車体姿勢(重心)の変化に応じて、4輪を前後左右の最適な位置に移動させて4輪に均等な荷重配分を図ることで、安定した走行を可能としている点も見逃せない。
「PIVO 2」縦列駐車の実演。駐車スペースを発見!
4輪と車体をそれぞれ90度方向転換させ・・・
わずかなスペースにも駐車が出来る!
乗り降りはフロントから。
また方向転換をして・・・
再びスタート!
ドライバーをハッピーに!「ロボティック・エージェント」
ユーザーインターフェイスについても、日産の「フレンドリーイノベーション」が貫かれている。
コックピットには、ドライバーに話し掛ける「ロボットティック・エージェント」が採用された。
日産の調査では、ドライバーがハッピーだと事故率も軽減するというデータがあるという。そのことから、ドライバーの表情や会話からドライバーの状態を推定したり外界の様子などを判断し、ロボティック・エージェントが話し掛けることで、ドライバーを常にハッピーな気分にさせる、というものなのだ!
なお乗降は、大きく招き入れるように開くフロントドアから行なう。定員は3名となっている。
ピボ2が搭載するラミネート状の薄型コンパクトリチウムイオンバッテリーは、従来の円筒型に比べ2倍の高エネルギーを実現するという。
いつでもどこでも頼りになるパートナーのような存在を目指し、知的生命体をイメージした「PIVO 2」のエクステリアデザイン。
インパネの左で、ドライバーを見つめる2つのつぶらな瞳が「ロボティック・エージェント」。特に愛称は付けられていないらしい。
3人横並びで座って、なんだか楽しそうなドライブシーンだ。
中をのぞくとこんな感じ。運転席を前に出すことで意外に余裕がありそう。
「フレンドリーイノベーション」を具現化した優美なインテリア。
名称 | ピボ2(PIVO 2) |
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 2600x1690(〜2200)x1700mm |
ホイールベース[mm] | 2000mm |
動力・駆動 | ラミネート型コンパクトリチウムイオンバッテリー+インホイール3Dモーター |
写真 | 日産自動車/CORISM編集部 |
レポート | CORISM編集部 徳田 透 |