高い評価を受けた「日産環境eラーニング」

 日産は7月19日、同社が制作した「日産環境eラーニング」が、「第4回日本e-Learning大賞」において、「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。なお、授賞式は、8月1日、東京ビックサイトにおいて開催される「e-Learning WORLD 2007」の会期初日に行われる予定とのこと。

 この「日本e-Learning大賞」は、新しいeラーニングの可能性を例証し、ブロードバンド社会におけるeラーニングの健全な発展、市場の確立およびコンテンツ・サービス提供企業の育成を支援することを目的した表彰制度。また「経済産業大臣賞」は、eラーニングの手法を活用することで、企業の活性化・生産性向上・新事業及び新しいビジネスモデルの構築を予感させる作品、およびeラーニングの発展に寄与すると考えられる新技術を表彰するものでという。

 日産では、昨年12月に発表した環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2010」を推進する活動の一つとして、体系的な環境教育の拡充を行っている。このeラーニングは、日産の従業員として必要な環境の知識を習得する基礎教育プログラムとして、環境教育団体である「国際NGOナチュラル・ステップ」と協働で開発された。

 今回の受賞は、「日産環境eラーニング」が、全従業員の環境に対する基礎知識を啓発する教育として、多様かつ多大な受講者が受け入れやすい工夫をし、ストーリーのあるアニメーションやゲーが用いられている。それによって学習効率が高まるとともに、シンシア・エコイノベーターとなる企業文化構築に寄与しているということで高く評価されたとのこと。