2種類のTSIエンジンを搭載!ヴァリアントはスポーティワゴンだ!
現行型の五代目ゴルフをベースモデルに作られたステーションワゴンのゴルフヴァリアント(名前がワゴンから新型はヴァリアントに変わりました)が遂に発売されました。ゴルフは現行型になってから、ミニバンのトゥーランや少し背の高いゴルフプラスが発売されていたので、ステーションワゴンは生産されないのでは?という説もありましたが、5代目ゴルフが登場してから3年が経ち、ようやく発売が開始されました。
新型ゴルフワゴンとなったヴァリアントはゴルフよりも全長が300mmも延長されているので、かなり大きくなった感じがします。先代のハッチバックとワゴンの全長差が約245mmだったので、ヴァリアントはより立派に見えます。
搭載されるエンジンは、今年発売されたゴルフGTやトゥーランにも搭載されている、1.4リッターにスーパーチャージャとターボを組み合わせたTSIエンジンをメイングレードとなるコンフォートラインに搭載。
そしてスポーティグレードとなるスポーツラインには、ゴルフGTIやGTXにも搭載されている、2リッター直噴ターボを搭載しています。そしてミッションは、もうお馴染みとなった電光石火のシフトチェンジが可能なDSGが両グレードに採用されています。
コンフォートラインといえども最高出力は170PSもあり、スポーツラインは200PSを発揮します。ゴルフで両方のエンジンに乗ったことがありますが、両方ともかなりパワフルでスポーティなフィーリングなので、今度のゴルフヴァリアントはかなりスポーティなワゴンに仕上がっているみたいです。
ゴルフヴァリアントは激安!これなら中古より新車だ!
しかも驚いたのが、その価格!170PSのコンフォートラインが296万円、スポーツラインが335万円。ワゴンボディになっているのに、同じエンジンを積むハッチバックよりも9万円も価格が安いのです!
装備内容が多少異なるにしても、最近のユーロ高の情勢で、この価格はまさにバーゲンプライスといえるでしょう。ベンツやBMWなら20万円ぐらいはワゴンのほうが高いし、先代ゴルフやパサートはキッチリとワゴンのほうが高かったですから。
この価格でパワフルなエンジンが搭載されてDSGが付けば、先代のゴルフワゴンの魅力は一気に薄らいでしまうでしょう。ゴルフワゴンも当時としては、かなりデキのよいコンパクトワゴンでしたが、新型のヴァリアントの登場で今となっては地味な存在に見えてしまいます…