日野「プロフィア」平成17年(新長期)排出ガス規制適合車/追突被害軽減ブレーキシステム「プリクラッシュセーフティ」装備/BDG-FW1EZYG型・ショートキャブ・ウイングバンLOBOX完成車

今回の設定拡大で15車型から92車型に

 日野は、大型トラック「日野プロフィア」の「プリクラッシュセーフティ」装備車のラインナップを拡大し、7月9日より発売開始した。

 従来「プリクラッシュセーフティ」装備車は、長距離高速輸送用の中心的な車型である後2軸・1軸駆動車(6×2)の「FR」型車のみに設定されていたが、今回、比較的軽積載の長距離輸送などに使われる前2軸・後1軸駆動の「FN」型車、冷凍冷蔵車などで使われる低床4軸(8×4)の「FW」型車、ならびにトラクター(4×2)の「SH」型車にも設定が拡大された。
 また、排気量13Lの「E13C」エンジン搭載車に加え、軽量・低燃費エンジン「A09C」搭載車への設定も新たに行われ、今回の設定拡大で「プリクラッシュセーフティ」装備車は15車型から92車型になった。

 「プリクラッシュセーフティ」は、コンピューターが進路前方車両や障害物との追突危険を判断し、警報音と警報ブレーキでドライバーに注意を喚起、追突回避操作を促進するとともに、ドライバーによるブレーキ操作が無く“追突の可能性が高い”と判断した場合には、コンピューター制御により強力なブレーキを作動させ速度を低減させながら、追突時の被害を軽減するという先進の安全システム。

 日野は、この追突被害軽減ブレーキシステム「プリクラッシュセーフティ」を、2006年2月に世界で初めて大型トラックに装備し発売している。