日野「ひのこんぱす」

ドライバーの利便性にも着目し開発

 日野は、テレマティクス商品「ひのこんぱす」を、大中小型トラック装着用として8月25日より販売を開始した。

 「ひのこんぱす」は、日野が株式会社システック及びJHRネットワークサービスとが共同で新規開発した、リアルタイム双方向通信が可能で高度な運行サポートができるシステムである。

 日野では、近年需要が高まっている、事務所におけるリアルタイムでの運転状況把握や、事務所・車両間での双方向通信のニーズに応えるべく開発を進めてきたという。同商品は、携帯電話通信網を利用する「位置動態管理」の採用により、車両の現在位置情報はじめ運行情報を集約しての事務所・車両間の双方向通信や、コールセンター・ロードサービス機能も加えたテレマティクス・システム。これによって、「運転情報」「運行情報」「車両情報」といった、運行管理上必要な時にすぐ目で確認したい情報をリアルタイムで提供することが可能となった。また、各メーカー製の大中小型トラックに装着可能とのこと。

 さらに、同カテゴリーの商品で初めて車載機にタッチパネル(7インチ)方式を採用。操作性や視認性にも配慮、日報の自動生成機能も組み込んで乗務終了後の作業を大幅に軽減した。さらに緊急時にはコールセンターへ通報することでロードサービスが受けられるなど、ドライバーの利便性が図られている。