地震発生時の「位置情報付き安否連絡」サービスも新型「フィット」より順次展開

 ホンダは、「インターナビ・プレミアムクラブ」が提供するサービス「インターナビ・ウェザー」に、カーナビゲーション向けとしては世界初の「豪雨地点予測情報」と、「地震情報」を追加し、7月5日(木)よりサービス開始すると発表した。さらに、地震発生時の「位置情報付き安否連絡」サービスを、本年秋に発売される新型「フィット」から順次展開される。

 このサービスは、ドライバーに豪雨地点や地震地域など、運転に影響を与える可能性のある情報を事前に通知することで、危険回避に役立てるとともに、安全で最適なルートの選択を可能としている。また、地震発生場所付近を走行している場合、車から自動で家族などに位置情報を送信し、迅速な安否確認を行うことが可能となる。

インターナビ・ウェザー「豪雨地点予測情報」(地図表示画面)(1)

 具体的には、「豪雨地点予測情報」では、財団法人 日本気象協会から提供される降雨予測情報をもとに、インターナビVICSの通過予想時刻にもとづく、約10分先までの時間雨量30mmを超える豪雨地点予測情報をナビゲーション画面に表示し警告するとのこと。「地震情報」では、財団法人 日本気象協会から提供される地震情報をもとに、ルート付近に起きた震度5弱以上の地震情報をナビゲーション画面に表示し警告することで、道路の陥没や崩壊などへの注意を促がすとのこと。

インターナビ・ウェザー「地震情報」

 「位置情報付き安否連絡」では、「地震情報」対象エリアの付近にいる車が、事前に登録しておいた家族などのメールアドレスに自動で位置情報を送信。メールの受信者は、インターネットまたは携帯電話サイトの地図画面で位置確認が可能なほか、ドライバーがナビ画面から送信操作を行うことにより安否情報を伝えることもできるとのこと。

 「位置情報付き安否連絡」では、「地震情報」対象エリアの付近にいる車が、事前に登録しておいた家族などのメールアドレスに自動で位置情報を送信。メールの受信者は、インターネットまたは携帯電話サイトの地図画面で位置確認が可能なほか、ドライバーがナビ画面から送信操作を行うことにより安否情報を伝えることもできるとのこと。

災害時道路情報共有化に関する研究

 さらに、ホンダが協力した、独立行政法人 防災科学技術研究所の「災害時道路情報共有化に関する研究」では、被災地の道路が通行可能かどうかを把握するうえで、フローティングカーデータが有効であることが検証されたという。今後も、インターナビが収集した交通情報データの社会的な活用方法を積極的に検討していくとしている。