ミニ ONE
ミニ ONE フロント

デザインはキープコンセプトで旧型とほとんど見分けがつかない。だが共通なのはルーフだけで、その他のパーツはすべて新設計だ。

ミニ ONE フロントマスク

ひと目でミニだとわかるフロントグリル。丸目のヘッドライトなどもいかにもミニらしいデザインだ。

ミニ コンバーチブル フロント

コンバーチブルモデルは、残念ながら旧型のまま。ルーフを開けたときの開放感は抜群だ。

ミニ ONE リヤ

リヤまわりのデザインも旧型を思わせるもの。クーパー系のマフラーはスポーティなセンター出しとなる。

ミニ ONE リヤコンビランプ

ミニのアイデンティティを感じさせるリヤコンビランプ。リヤフォグはバンパー中央に装着される。

ミニ クーパーS エンブレム

クーパーSはサイドにも専用のエンブレムを装着する。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

待望のONEが追加されラインアップが完成!

 初代ミニは1959年に発売された後、40年以上にわたって生産されたが、BMW傘下のブランドになって2002年に登場した2代目モデルは、わずか5年ほどでフルモデルチェンジを受け、2007年1月に登場した。当初はクーパーやクーパーSだけの設定だったが、ONEも追加発売されてラインナップがそろった。
 ミニは単一ブランドのモデルながら、VW、メルセデス・ベンツ、BMWの次ぐ4位ブランドの座をアウディと激しく争い、ボルボやプジョーを上回る販売実績を残している。それもほとんど値引きすることなく、欲しいというユーザーを相手に安定した売れ行きを残しているのだから大したものだ。
 その意味からすれば、わずか5年でフルモデルチェンジしなくても良いくらいだったが、環境性能や安全性能の向上を中心にフルモデルチェンジが行われたわけ。

新車見積もりはこちら

安全性と走りの性能が大幅にアップした!

外観デザインは注意してみないと分からないというか、走っているクルマを見たのではたいていの人が従来のモデルと新型車なのかが分からないくらいだと思う。 デザインについては変える必要がないということで、完全なキープコンセプトで作られている。ひと目でミニと分かるデザインは相変わらずだ。ただ、ボディパネルで従来と同じものはルーフだけで、ほかの部分はすべて新設計。同じに見えるようなパネルも微妙に違っている。
衝突安全に対応してボディの全長がやや長くなったことや、歩行者傷害の低減に対応してボンネットフードはの高さが高くなったことなどが特に大きな変更点である。
クライスラー製のエンジン+CVTの組み合わせから、プジョーとの共同開発によくエンジン+電子制御6速ATの組み合わせに変わったのも大きな変更点だ。

代表グレード
ONE
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3700×1685×1430mm
車両重量[kg]
1130kg
総排気量[cc]
1396cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
95ps(70kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.3kg・m(140N・m)/4400rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
14.2km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
231.0万円
発売日
2007/2/9
レポート
松下 宏
写真
和田清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム