トヨタ「プリウス」(初代)

初代 トヨタ「プリウス」

 

ハイブリッド搭載モデルのラインアップ倍増を目指す

 トヨタは、ハイブリッド車の累計販売台数が、本年5月末までに、国内と海外を合わせ約104万7千台となり、100万台を突破したと発表した。

 トヨタは、1997年に世界初に量産ハイブリッド乗用車「プリウス」を発売。2000年からは、北米や欧州など海外でも販売を開始している。2003年には、エコとパワーを両立させた第2世代のハイブリッドシステム「THS II」を2代目「プリウス」に搭載。その後もミニバン、SUV、FRセダンなど搭載車種の拡大を図り、現在では国内をはじめ北米を中心に世界40以上の国・地域で販売されている。また、2005年からは中国長春工場で、2006年からは米国ケンタッキー工場において海外生産も開始している。

 なお、本年4月までに世界各国で販売されたハイブリッド車のCO2排出量は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車のCO2排出量と比較し、約350万トンの排出抑制効果があったとトヨタは試算しており、地球温暖化の原因のひとつとされるCO2の削減に大きく寄与したと考えているとのこと。

 トヨタは、今後も、ハイブリッドシステムの高い応用性を活かして、ハイブリッド搭載モデルのラインアップの倍増を目指すとともに、将来的には2010年代の出来るだけ早い時期までに年間100万台販売の実現に向け、積極的な取り組みを展開していくとしている。