パドルシフト採用ですっきりしたインテリア
インテリア回りのデザインはさらに特徴的なものとなった。フロント回りからシフトレバーが廃止されたからだ。4速ATでも6速EGS(電子制御ギアボックスポイントシステム)でも、シフト操作はステアリングコラムの裏側のパドルを使うものとされ、シフトレバーがなくなったのだ。パーキングや前進/後退などを選択するセレクターレバーはステアリングコラムの上側に設けられている。これはBMWの7シリーズから始まり、メルセデス・ベンツのSクラスなども採用されるようになっている方式だ。
これによって運転席回りがすっきりした感じになったほか、コンソール部分に気をつかう必要があるものの、横方向にも後ろの席にも容易にウォークスルーできる。
広々した開放的な室内空間
センター部分に大きなデジタルメーターを配置したインパネ回りのデザインも斬新な印象で、大きなデジタル数字はとても見やすい。オーディオは1DINサイズのものが装着されているが、カーナビを装着する場合にはこの部分に収納タイプのものが装着されることになる。
ボディサイズが大きめなこともあって、室内空間やラゲッジスペースはとても広々としたものになる。しかも大きなガラス面積によって明るい室内が作られいてるのが特徴だ。
2列目のシートは3席とも同じサイズに作られているほか、3列目のシートにも大人が座れる広さがある。ラゲッジスペースは5人乗り状態で600リッター弱、2列目のシートも倒した状態なら2000リッター弱の大容量があるという。