ゆとりあるボディサイズの7人乗りミニバン
シトロエンが新型ミニバンとしてC4ピカソを投入した。シトロエンは以前、クサラ・ピカソというモデルをラインナップした時期があったが、クサラ・ピカソが5人乗りのクルマだったのに対し、今回のC4ピカソは3列7人乗りのミニバン。単純なフルモデルチェンジという感じではない。本国ではクサラ・ピカソも継続生産されるというからなおさらだ。また本国には5人乗り仕様もあって、そちらがクサラ・ピカソの後継になるが、日本には7人乗りだけが輸入される。
ボディサイズはクサラ・ピカソに比べてひと回りというか、かなり大きくなった。クサラ・ピカソと上級ミニバンのC8(日本へは未導入)の中間的なサイズである。全長の4590mmはさほどではないが、全幅が1830mmというのはかなり大きい。
シトロエンらしい個性的なエクステリア
外観デザインはフロントのダブルシェブロンがシトロエンであることを強く主張するほか、ガラスの面の大きなルーミーなイメージのミニバンに仕上げられた。特にパノラミックウインドーと呼ぶフロントガラスは大きな面積を持つ。これによる視界の広さは通常のミニバンの2倍とのこと。フロントガラスからの縦方向の視角が通常の2倍の70度もあるからだ。
このほか、細いAピラーも特徴的なポイントで視界の広さに貢献しているし、コンビネーションランプで覆われたリヤのCピラーもほかにはないデザインだ。