ジャガー XKR
ジャガー XKR フロント

いかにもジャガーのクーペモデルらしいエレガントな雰囲気のエクステリア。ボンネットのルーバーなどがスポーツテイストをプラスしている。

ジャガー XKR フロントマスク

フロントグリルはメッシュタイプに変更され、スポーツモデルであることをさりげなく主張している。

ジャガー XKR サイド

ボディサイドは立体的な面で構成されている。前後に流れるようなラインがとても美しい。

ジャガー XKR リヤ

ルーフからなだらかに続くラインがエレガントさを強調している。4本出しのマフラーが、走りのパフォーマンスを連想させてくれる。

ジャガー XKR リヤコンビランプ

リヤコンビランプのそばに配されたエンブレムが普通のモデルではないことを物語っている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

速さと美しさを両立させたスペシャルモデル

 ジャガーのクルマ作りは“美しくて速い”を具現化することにある。セダン系のモデルにもクーペ系のスポーツモデルにも共通する大きなテーマである。その“美しくて速い”を最大化したと主張するモデルが今回登場したXKRだ。
 XKRという名前が示すように、2006年に約10年振りのフルモデルチェンジで登場したXKをベースにしており、シャシーやエンジンを強化することによって、一段と高いスポーツ性を備えたモデルに仕上げている。

精悍でスタイリッシュなエクステリア

 ベースがXKなのでオールアルミ製のモノコックボディを採用するのも同じ。これによってV型8気筒エンジンを搭載する大型のスポーツクーペ/コンバーチブルでありながら、比較的軽量なボディとなると同時に高い剛性を確保している。
 外観デザインはXKを継承したものながら、メッシュのフロントグリルやフロントバンパー、SUPERCHARGEDと記されたボンネットフード上のルーバー、ボディサイドのパワーベントなど、随所にXKRならではの仕様が用意されている。特にメッシュのグリルはXJなどでもスーパーチャージャー仕様車に設定されているもので、一段と精悍なイメージを演出するものとなる。
XKRではXKと同様にクーペとコンバーチブルが同時にデビューしたが、コンバーチブルはオープン時はもちろん、幌タイプのルーフを閉じた状態でもスタイリッシュなデザインとされている。

代表グレード
XKR クーペ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4790×1895×1320mm
車両重量[kg]
1740kg
総排気量[cc]
4196cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
426ps(313kw)/6250rpm
最大トルク[N・m/rpm]
560N・m/4000rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.6km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
1130.0万円
発売日
2007/4/2
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
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