カッペリーニとのコラボレーション・モデルを含む限定500台
フィアット・オートモビルズ社は、新型フィアット500（チンクエチェント）の７月４日の発売に先駆け、イタリア・デザインの国際的ブランド、カッペリーニとのコラボレーション・モデルを含めた特別仕様車の先行予約を行っている。なお、販売台数は車名にちなんだ500台限定となる。
今回の予約販売は、現在開催されているミラノ国際家具見本市の会期中（４月18日〜23日）に開設されている“カッペリーニの期間限定ショップ”の一角に設けられた“500ラウンジ”で、初期導入用サンプル車として限定生産された500台の新型フィアット500の購入予約ができるという仕組みになっている。
用意されたモデルは２種類。一つは、カッペリーニによる特別仕様車で、“ライトブルー”の専用ボディカラーに、洗練されたモールディングが施されている。もう一つのモデルは、500のデザインを際立たせる“パールホワイト”のボディカラーとなっている。両モデルとも、製造番号が刻印されたバッジがピラーに貼られているほか、室内にはオーナーの名前を刻むプレートが用意されている。
また、“カッペリーニの期間限定ショップ”の入口には、自動診断システムを備えた“ブラックボックス”が設置されており、これに入る前にマルチメディアステーションを利用してボディカラーやステッカー類、アクセサリーも選択し、自分の好みに合ったフィアット500を仮想的につくることができるという。そしてこの操作を終え“ブラックボックス”に入ると、あらかじめ外でつくり上げた自分好みの500のコンセプトカーを、実物大の３次元映像で確認でき、さらにそのプロトタイプのプリントアウトを受け取れるというシステムになっている。
このシステムは、フィアット自身が打出している新型500の哲学（「ひとりひとりのアイディアから生まれた万人の乗用車」）と歩調を合わせフィアット500のサイトに展開している仮想ラボConcept labをさらに進化させたものだという。
なお、今回の特別仕様車の日本での発売は未定。
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