フローティングカーシステム概念図

インターナビ・フローティングカーデータが累積走行距離2億キロを達成!

 ホンダは、「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員数が、2002年10月のサービス開始以来、約4年半(2007年3月末時点)で50万人を超え、また、同サービスが提供するインターナビ・フローティングカーシステムが収集したデータの累積走行距離が1月下旬に2億キロとなったと発表した。

 「インターナビ・プレミアムクラブ」は、会員数が増加することでインターナビ・フローティングカーシステムが収集する走行時のフローティングカーデータがより多くアップロードされ、さらに精度の高い最適なルート提供が可能となるもの。都市部の混雑時間帯でのシミュレーション結果によると、インターナビVICS情報を利用した場合の所要時間は、VICS情報のみを利用した場合に比べて平均8.1%、VICS情報を利用しない場合に比べて平均19.8%短縮でき、CO2の削減も期待できるという。

 インターナビ・フローティングカーシステムは、「インターナビ・プレミアムクラブ」会員が走行した区間の所要時間データをインターナビ情報センターへ通信して蓄積し、会員間で活用するというシステム。このフローティングカー情報をVICSとあわせて配信するインターナビVICSは、通常のVICSの約8倍にあたる36万キロの道路情報をカバーすることが可能であるという。さらに、インターナビVICS情報には、直前までの交通状況変化をもとにしたリアルタイムの渋滞予測データも含むため、より早く到着するための最適ルートや、精度の高い到着予想時刻の提供が実現されている。

VICS情報提供状況
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インターナビ・フローティングカーシステム情報提供状況
インターナビ・フローティングカーシステム情報提供状況