欧州市場におけるブランドイメージの向上と販売体制の強化

 マツダは、ベルギーとルクセンブルクにおけるディストリビューター機能をベアマンオート社から正式に移管し、4月2日付で当該市場の販売統括拠点「Mazda Motor Belux(マツダモーターベラックス)」を設立したと発表した。なお、マツダの欧州事業統括会社マツダモーターヨーロッパは、2006年12月、オリビエ・セルム氏を新販売統括拠点の社長に任命することをすでに発表している。

 マツダモーターベラックスのオリビエ・セルム社長は、「ベルギーとルクセンブルクでのマツダの販売ネットワークは現在代理店63店舗と40拠点の認定修理工場からなっている。今後もマツダブランドをできる限りお客様に身近に感じていただけるように努力していく」と語っている。

 マツダモーターヨーロッパのフィリップ・ワーリング販売担当副社長は、「ベルギーおよびルクセンブルクでもマツダの評価は高く、販売網も拡大基調にある。良好な経済状態の後押しもあり、代理店の熱意と充実した商品ラインアップは将来にむけたブランドの成長の確固たる基盤となるだろう。マツダモーターベラックスは新社長のマネジメントの下、明るい見通しをもっている」と述べている。

 マツダは、欧州市場におけるブランドイメージの向上と販売体制の強化を進めており、今回のマツダモーターベラックスの設立もこの取り組みの一貫であるという。なお、マツダは2006年中に新しい直営販売統括拠点をロシア、アイルランド、チェコ共和国、スロバキア共和国に設立しているとのこと。