日産モータースポーツ・エキシビジョン

圧巻! 日産のオールラインアップが勢揃い!

 3月10日と11日、日産自動車の発祥の地、ヨコハマで恒例の(と言っても3回目だが)モータースポーツ・エキシビジョンが開催された。過去2回は10万人を越すファンが詰め掛けている。場所は横浜の観光スポットとして定着した赤レンガ倉庫だ。ここに日産のオールラインアップが勢揃いした。また、その隣には4月に生誕50周年を迎える「スカイライン・スピリッツ」エリアとGTレースで活躍しているマシンを並べた「チャンピオン」エリアがある。

 当日は朝9時くらいから熱心なファンが詰め掛け、昼過ぎにはカップルや子ども連れで溢れかえった。クルマを前に、家族や子どもたちと写真を撮る人も多い。日曜日は雨に見舞われたが、客足は絶えなかった。この手のイベントは毎年12月に富士スピードウェイでも行っている。サーキットで行うNISMOフェスティバルも魅力的だ。昨年は幻のニッサンR383のシェイクダウン走行に沸いた。

NISMOフェスティバルにも負けない! 盛りだくさんのイベント!

 ヨコハマも負けてはいない。隣の新港埠頭特設会場の「スピリッツ」エリアでは64年に登場したスカイラインGTやサファリラリーに出場したフェアレディ240Zなどが展示されている。また、長谷見昌弘氏や星野一義氏など、ワークスドライバーが華麗な走りを披露した。マシンはエアロスタビライザーを装着したニッサンR381やスカイライン・シルエットなどだ。GT選手権に出場しているフェアレディZやマーチカップに出場しているマーチも華麗な走りを見せつけている。

やっぱり注目を浴びた! フェアレディZ バージョンNISMOタイプ380RS

やっぱり注目を浴びた! フェアレディZ バージョンNISMOタイプ380RS

 赤レンガ倉庫の前に集合した日産車たち。白いZ33型は夏に発売を予定しているバージョンNISMOタイプ380RS。排気量を3.8Lに拡大したV6エンジンを積む。これは朝9時に撮ったが、昼には人で溢れかえった。

栄光の日産のワークスマシン出陣!!

栄光の日産のワークスマシン出陣!!

 栄光の日産のワークスマシンが新港埠頭の特設会場に集結した。先頭は68年の日本グランプリを制したニッサンR381、これに続くのはR30のスカイライン・シルエット、その後ろにカルソニック・スカイラインが続いた。

ニッサンR381のドライバーは田中哲也選手

ニッサンR381のドライバーは田中哲也選手

 GT選手権やフォーミュラ・ニッポンなど、数多くのマシンに乗っている田中哲也選手がニッサンR381のステアリングを握った。前日に初めて運転したが、発進のクラッチミートにはとても気を遣ったようだ。

NISMOモデルカー・コレクション

NISMOモデルカー・コレクション

 当日、プレス関係者に配られたのは、NISMOが発売している「NISMOモデルカー・コレクション」のZ33型フェアレディ。キーホルダーになっているが、電池を入れるとライトが点灯する。これは今でも買えるハズ。

NISMOフェスティバル、ニッサンのマシンが集結!

NISMOフェスティバル、ニッサンのマシンが集結!

 12月のNISMOフェスティバルのひとコマ。富士スピードウェイのストレートに歴代のニッサンのマシンが集結した。グループ7カーのほか、GT選手権に出場のGT-Rやフェアレディも見える。ヨコハマにも遠征してきた。

先行発売されたニッサンR383ミニカー

先行発売されたニッサンR383ミニカー

 NISMOフェスティバルの会場で先行発売されたニッサンR383のミニカー。エブロ製の43分の1スケールだ。間もなく正式にカタログモデルとなる。なかなかいい出来だった。

ニッサンR383、ドライバーは長谷見昌弘氏

ニッサンR383、ドライバーは長谷見昌弘氏

 富士のNISMOフェスティバルでは長谷見昌弘氏がステアリングを握った。サーキット初お目見えのシェイクダウンだったが、剛性不足を露呈している。エンジンはV型12気筒の6Lエンジンを積み、ターボも計画されていた。

エブロ製のニッサンR380シリーズのミニカー

エブロ製のニッサンR380シリーズのミニカー

 エブロ製のニッサンR380シリーズ。シボレー製のV型8気筒エンジンエンジンを積むのは、エアロスタビライザー装着のR381、ウイナーは北野元氏だった。イエローのカラーのマシンは69年のグランプリを制したニッサンR382。ドライバーは黒沢元治氏だった。