世界90カ国以上の市場向けにピックアップトラックを生産・供給

 トヨタは、タイの現時法人であるトヨタ・モーター・タイランド社が、タイ国内で3番目の生産拠点となるバンポー工場の開所式を同工場敷地内にて実施したと発表した。式典は、マハー チャクリー シリントーン王女を来賓に迎え、トヨタの豊田章男副社長、タイトヨタの園田光宏社長らの出席の下とり行われたとのこと。

 バンポー工場は、IMVシリーズのピックアップトラック(ハイラックス)の世界的な販売好調を受け、タイトヨタの3番目の生産拠点として、今年1月よりすでに稼動開始されている。同工場の立ち上げに伴う投資額は約150億タイバーツだという。生産能力は年間10万台で、タイ国内のみならず世界90カ国以上の市場向けにピックアップトラックを生産・供給していくという。また、同工場は、トヨタの最新鋭工場として、特に環境対応において最先端の取り組みが施されており、アジアにおけるトヨタの環境モデル工場として位置付けられている。

 式典では、マハー チャクリー シリントーン王女による工場の開所を記念する除幕セレモニーと記念植樹がとり行われるとともに、豊田副社長が「バンポー工場の生産稼動開始を機に、更に今後もタイの地域社会自動車産業の発展に貢献していきたい」と挨拶したとのこと。