三菱、電力会社に『i MiEV（アイミーブ）』を引き渡し、実車を用いた性能評価を実施！

今秋にも研究車両の増加させ、実証走行の実施を開始する

　三菱は、電力会社と共同研究中の次世代電気自動車「MiEV（ミーブ、Mitsubishi innovative Electric Vehicle）」に関して、研究車両『i MiEV』を東京電力と九州電力に引き渡し、実車を用いての性能評価を実施すると発表した。

　『i MiEV』は、三菱の軽自動車『i（アイ）』をベースに、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載した電気自動車である。三菱では、開発中の「MiEV」について、既に電力会社と共同研究を開始しており、研究車両の供給や実証走行データの分析を行っている。また、電力会社側では、実証走行の実施・データの収集や市場での実用性評価を担当しているという。

　これまで、三菱と各電力会社との間で、事前の検討・確認作業を進めてきたが、今後は電力会社における業務車両としての適合性や急速充電インフラとの適合性などの確認に用いられるとのこと。

　また、三菱と各電力会社では、この性能評価を経て、今年の秋を目途に研究車両数を増やして、実際の運転環境での走行や市場での受容性を確認する実証走行（フリートモニター）を開始する予定である。

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