【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ 走り
【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ エクステリア(クローズド時)

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ エクステリア(オープン時)

上がルーフを閉じた状態のクーペスタイル、下がオープンにした状態。エレガントなクーペから開放的なオープンに様変わりするフォルムの対比が面白い。確かに高価だが「1台で2度美味しい」、ある意味お得なモデルなのだ!

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ リアビュー(クーペ)

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ リアビュー(オープン)

同じく、後ろからみたクーペ状態とオープン状態。クローズド時のリアトランク部に出来る切り欠きがやや目立つ。

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ フロント

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ リア

【BMW 3シリーズ カブリオレ 新車試乗レポート】335iカブリオレ サイドビュー

格納式メタルトップを持つ他社のオープンモデルは、みなクーペモデルを兼ねているのが普通だ。しかしBMWでは、「クーペとカブリオレは別物」だとして、ちゃんと3シリーズクーペも用意しているのがさすがだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

新型3シリーズカブリオレ、コードネームは「E93」!

 BMWの3シリーズにセダン(E90)、ツーリング(E91)、クーペ(E92)、カブリオレ(E93)と4つのボディが揃った。
 今回デビューしたカブリオレはクーペをベースにデザインしたのだが、そのコンセプトもボディ構造も大幅に異なる。外観を比べてもボンネット、フロントフェンダー、ドア、リヤバンパーなどは共通だが、リヤフェンダー、トランクリッドなどは別物だ。もちろんルーフも。テールランプは共通に見えるがカブリオレに合わせて新しいデザインになっている。ウインドシールド(フロントガラス)も上の隅の部分がクーペは角張っているがカブリオレは丸みがあるという違いを持つ。

初の3分割式メタルトップ採用

 ルーフはこれまでのソフトトップから初めてメタルになった。リトラクタブルハードトップで3分割されてトランク内に収納される。開閉は複雑な動きをするが開けるのに22秒、閉めるのに23秒と非常に短い時間でできる。
 本国では335i(直列6気筒3リッターツインターボ)、330i(直列6気筒3リッター)、325i(直列6気筒2.5リッター)、320i(直列4気筒2リッター新エンジン)、330d(直列6気筒3リッターターボディーゼル)というエンジンラインナップになるが、日本では335iのみがカタログに載るようだ。

新型3シリーズカブリオレは「クーペ」にあらず!?

 サスペンションはクーペの標準であるスポーツサスペンションからノーマルサスペンションになっている。より快適なドライビングを楽しむカブリオレならではの選択だ。カブリオレはクーペほどスポーティである必要はないという判断をしている。他のカーメーカーではカブリオレにリトラクタブルハードトップを組み込んでCC(クーペ・カブリオレ)と呼んでいるが、BMWではクーペとカブリオレは別のものだと認識している。つまりユーザー層が別だと考えているわけで、クーペとカブリオレを別に出した方が合計の販売台数は多くなると踏んでいるわけだ。

 本国仕様はリモートコントロールキーでルーフの開閉ができるが、日本では電波法によって強い電波が出せない(アメリカは日本の千倍強い)。これにより開閉途中の電波の途切れによってスムーズな開閉ができなくなるので、当面日本仕様は室内のスイッチのみの開閉になる模様だ。

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代表グレード
335iカブリオレ(日本仕様)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4590x1780x1385mm
車両重量[kg]
1820kg
総排気量[cc]
2979cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
306ps(225kW)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
40.8kg-m(400N・m)/1300-5000rpm
ミッション
ステップトロニック付き6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.7km/L
定員[人]
4人
消費税込価格[万円]
783.0万円
発売日
2007/2/9(日本国内受注開始日)
レポート
こもだ きよし
写真
BMW(撮影車は全て海外仕様)
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