予告編では早くも新型カマロが登場

 米玩具メーカーのハズブロ社、映画制作会社ドリームワークス、およびパラマウントの共同制作により実写版映画の「Transformers(トランスフォーマー)」が今年7月4日に公開されることが決定。この度、その公開に先駆け、米ゼネラルモーターズ(GM)は、オスカー賞開催前に毎年行われるGMが主催する第6回「Ten」イベントで、映画のキャラクターを紹介したと発表した。同映画に登場する4つのキャラクター「バンブルビー」「オートボットジャズ」「オートボットラチェット」「アイアンハイド」が勢揃いし、会場となったハリウッドのパラマウント・ピクチャーズは熱気に包まれたとのこと。

 「バンブルビー」は、地球上ではクラシックなシボレー・カマロから姿を代えて戦いを繰り広げるキャラクターで、登場するエイリアンのなかでも中心的な存在。「オートボットジャズ」はポンティアック・ソルスティスのハードトップモデルがモチーフ、「オートボットラチェット」はハマーH2のスタイルでレスキュー車としての役割を果たす、「アイアンハイド」はミディアム・デューティートラック、GMCトップキックをモチーフとしているという。

 GM北米部門担当副社長のマイク・ジャクソン氏は、「『トランスフォーマー』は非常に魅力的なプロジェクトであり、GM車のマーケティングやブランド強化の面において、我々にグローバルなプラットフォームをもたらしてくれた。この映画は、エンタテイメントとマーケティング、そしてデザインが完璧に融合した例だ」と語っているとのこと。

 一方、「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督は、「GMデザインセンターに行き、新型カマロを一目見た瞬間、『バンブルビー』にぴったりだと思った。美しいラインにクラシックで時代を超えた雰囲気。カマロ以外の車は全く思い浮かばなかった。私は長年にわたってGMと付き合いがあるが、今回『トランスフォーマー』で一緒に仕事ができ、最高にハッピーな気分だ」と語っているとのこと。