マツダ 「RX-8 ハイドロジェンRE」

室蘭市で一般参加者向けにシンポジウムを開催

マツダ 「RX-8 ハイドロジェンRE」寒冷地走行

 マツダは、北海道開発局からの依頼を受け、『マツダRX-8ハイドロジェンRE』を使った寒冷地における水素自動車の利用調査に協力すると発表した。調査期間は2月19日〜23日の5日間となっている。また、2月21日には室蘭市において、“水素エネルギーを利用した「環境と交通」シンポジウム”が開催され、一般参加者を対象にした『RX-8ハイドロジェンRE』の体験同乗試乗会や講演が行われる。

 今回提供された水素ロータリーエンジン車は、寒冷地用にタイヤを変更した以外は、既にリース販売を開始している車両と同仕様であるとのこと。

 水素は、地球温暖化の要因の1つとされる二酸化炭素の排出がない。北海道開発局では、積雪寒冷地域での利用を検討しており、副生水素が豊富で、道内でも有数の水素供給可能地域である室蘭市、登別市近郊で寒冷地調査を行うことを計画している。

 また、室蘭市では地球環境に優しい水素エネルギー社会を実現するための取り組みを地域ぐるみで進めており、室蘭を新しいエネルギー社会のモデルタウンとして世界中に情報発信を行うとしている。21日のシンポジウムは、北海道開発局と地元の産学官民で構成される室蘭地域水素利用タウン研究会との共催で実施される。