先代の頃から、「ミニ」にヤラレっ放しのワタクシ・・・
先代「MINI(ミニ)」に、『CORISM』の取材を通して何度か触れる機会があったワタクシ。もともとコンパクトカーが好きで、もちろんミニは気になる存在。実際に何度か乗せて頂く中で、気付けばミニの魅力にすっかりヤラレちゃっていました。
【参考】先代ミニのインプレッションはこちら
世界唯一、コストが優先されないコンパクト!?
先代の時から、ミニは独特のスタンスで多くのファンを惹きつけていました。垂直気味に立った前後左右のウィンドウのおかげで、小さくて低いのに全然狭さを感じさせない独特のパッケージング。ドイツのエンジニアリングが実現した硬質なボディ&クイックなハンドリング。何より、そのキュートなスタリング、凝ったインテリアに圧倒された方も多い事でしょう。
どうしても「コスト」の3文字がちらつくコンパクトカーにあって、いちからプレミアムブランドとして構築されて来たミニ。このスタンスは世界唯一と言ってよいはず。
けど、「ちょっとCVTに癖があるんだよね」とか、「普段使いには乗り心地がちょっとハード過ぎるなあ」とか、「クーパーSのスーパーチャージャー、吹け上がりフィールがね」などと、分かったようなウンチクをアレコレ言いながら、ワタクシ自身はその昂ぶる気持ちを抑えていたのですね。
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もはやパーフェクト!?
でもね、今度の新型ミニはその数少ない難点が解消された、って言うじゃないですか!
最量販グレード「COOPER(クーパー)」のCVT(無段変速機)が6速ATに変更。最速「COOPER S(クーパーS)」は新開発直噴DOHCエンジン+ツイン・スクロール・ターボを、クーパーにもやはり新しい可変バルブ制御機構付き直噴DOHCエンジンを搭載するなど、機器面を一新しています。燃費性能も向上した模様。
いっぽうの外観はというと、見た目にはあまり大きな変更は感じられないけれど、実は外板パーツなどはほとんど全て新たに創られたのだとか。特にフロント周りではボンネットフードの高さも上がり歩行者衝突安全に寄与し、寸法も微妙に拡大しています。
さらに今回のモデルから、クーパーとクーパーSでは前後のエクステリアデザイン自体も別物。本ページの写真だと黄色いのがクーパーS、赤いのがクーパーです。だいぶイメージ、違いますよね。
またウェストライン上の窓下端高さも、従来モデルより高く切れ上がっていて微妙にウェッジシェイプ化。つまりフロントが少し分厚くなった分、後ろ半分を軽く見せているというワザが加えられているのですね。気付きました?
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さてインテリアは、というとイメージを継承しつつ一新。デザインもリニューアルされ、シートも新デザインのものに変更。各部の質感もいっそう高まったようです。
つまり、定評あるあのキュートな見た目はほとんど変わらず(変えず!)、でもその実、中身はグッと大幅に進化しましたよ、というワケ。濃度を増して完成度が高まったというなら、そりゃ大歓迎ですね。
で、そんなニューミニの新車発表会があるとの知らせに、興味津々で行ってきました。しかもプレス向けに試乗までさせてくれるっていうんだから、この役得を使わない手はないですよね。早速乗せて頂くことにしました。
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【ミニのMINI試乗記】あっちゃー、欲しいなあコレ・・・!
なんと珍しく、夜に開催されたニューミニの発表・試乗会。会場は都内ウォーターフロント。ワタクシが参加させて頂いた会は夜9時からの試乗でした。短い時間ながらも、すっかり空いた都内の道を一般道から首都高まで十分に堪能させて頂きました。
さて、今回乗せて頂いたのは「クーパーS」の6速MT。グッとイメージの変わったフロントマスクが新鮮。「やる気十分!」って感じですな。
走り出してみればなるほどお説の通り、ツイン・スクロール・ターボのレスポンスは低速から強力でかつ自然。排気量が上がったの?っていうくらい、スムーズな吹け上がりが気持ちイイ!
ハンドリング云々と語れるほどウデもなきゃ評価軸も定まっちゃおりませんが、ヘタっぴなワタクシなりに空き始めた首都高のタイトなコーナーの数々をスムーズに「すいぃーっ」とこなせたんだから、その自然さは確かなはず。素人ドライバーがこういうシュチエーションで楽しみながら安心して走らせられる、というのはやはりミニが「駆け抜ける歓び」ドイツ・BMWの血を継いでいる証拠。
そういえば乗り心地も従来型に比べ随分と優しい印象。改良が加わったシートの影響も大なんでしょう。
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ますますでっかくなったセンターメーターも車内に独特のムードを与えてます。BMW流にオレンジの照明がクール。また今回日本仕様に標準設定されてる間接照明(なんと色が変えられるのだ!)と相まって、夜の都会を流すのもイイ感じ。はあ、なるほどそれで夜の試乗なのね。
ほんの少しの間、ちょい乗りさせて頂いてアレなんですが。「イイですね今度のミニ!」会うヒト会うヒトに言ってしまいそうです。
時間の都合で残念ながら(個人的にも)大本命「クーパー」の6速ATには乗れなかったのですが、この流れで行くと相当イイ、って判りますね。うーん、もっと乗りたい!また、機会があれば試乗させてくださいね、BMWさま♪
( レポート/写真:徳田 透(CORISM編集部) )
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MINIのカタログ情報
- 平成1年4月(1989年4月)〜平成13年10月(2001年10月)
- 新車時価格
- 134.0万円〜359.0万円
MINIの在庫が現在1件あります
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