ホンダ「Honda Small Hybrid Sports Concept」/フロントビュー

最新ハイブリッド技術と、小型スポーツカーを操る楽しさを高次元で両立

 ホンダは、ジュネーブモーターショー(プレスデー:2007年3月6日〜7日、一般公開:3月8日〜18日)において、「Honda Small Hybrid Sports Concept」をっ発表した。

ホンダ「Honda Small Hybrid Sports Concept」/リヤビュー

 「Honda Small Hybrid Sports Concept」は、ホンダが提案する新世代ハイブリッド車のデザインモデル。開発に際しては、環境に配慮した最新のハイブリッド技術と、小型スポーツカーを操る楽しさを高次元で両立することを目指したという。デザインは、ドイツにあるHonda R&D Europe(Deutschland)GmbHで行われた。

ホンダ「Honda Small Hybrid Sports Concept」/リヤビュー

 スモールカークラスの前輪駆動プラットフォームに、4気筒ガソリンエンジンと小型高効率モーターを組み合わせたホンダ独創のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)の進化型ハイブリッドシステムを搭載し、トランスミッションにはCVTを採用するデザインとされた。
 また、大径ホイールを包み込む力強いボディラインと、フロントウインドウからキャビンまでを一体となって覆う大きなガラスルーフによる曲線美の対比により、独創的なスタイリングが強調されている。

 そのほか、LEDテールライトユニットをリア上部全面に配置し、中央に位置する自発光の“Small Hybrid Sports”のネームプレートと一体化されているのも特徴的。さらに、低燃費と高い走行性能を実現するため、ドアミラーの代わりに小型カメラを採用するなど空力も追求されている。

 ジュネーブモーターショーでは、他にも新型の小型高効率燃料電池システムを搭載した「FCXコンセプト」や、新開発のNOx(窒素酸化物)触媒を採用し、ガソリン車と同等のNOx排気量を実現した新世代ディーゼルエンジンを展示するとのこと。なお、走行可能な「FCXコンセプト」の展示は欧州で初めて。また、新世代ディーゼルエンジンは、3年以内に実用化する計画だという。

ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,000mm×1,760mm×1,270mm
ホイールベース[mm]
2,350mm
タイヤ(前・後)
165/60 R20