注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:日産 フェアレディZ

日産 フェアレディZの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

 1月11日、日産からフェアレディZが一部改良し、全国一斉に発売された。

 今回のフェアレディZの一部改良は、「マイナーチェンジ」といっていい程の改良で、一番変わったのはエンジンである。新型スカイラインセダンに搭載されるVQ35HRエンジンを搭載し、最高出力をアップ。2005年のマイナーチェンジ時に旧自主規制を破り294馬力に馬力をアップしていたが、今回は新設計のエンジンを搭載し、走る楽しさを倍増させている。

 搭載されたエンジンは新設計のV6エンジンで、新型スカイラインに既に採用済み。313馬力の最高出力を絞り出し、軽量なフェアレディのスポーティさを強調している。また、初代フェアレディZ(S30型)を彷彿とさせるボンネットデザインを採用するなど、一部改良とは思えない手の加えようだ。

 そして今回の目玉がもうひとつ。「フェアレディZ Version NISMO」の登場だ。搭載されるエンジンは同じながら更に走りの面とエクステリアに手が加えられ、剛性アップされた車体とハイグリップタイヤの採用で、ノーマルのフェアレディよりも更に楽しめるクルマとなっている。

 このVersion NISMOは持ち込み登録が必要な改造自動車扱いになるのだが、YAMAHA社製のパフォーマンスダンパーを装備し、ボディのねじれや振動を軽減し軽快なハンドリングを実現している。

 YAMAHAといえばトヨタ2000GTのエンジンを初め、かつてトヨタ車に多数のエンジンを供給していた2輪メーカー。最近では日産もトヨタのハイブリッド技術を活用したクルマを開発するなど、ライバルとはいえ色々なところで繋がっている。

今回のクルマ
Specifications
グレード
Version NISMO
ボディサイズ
4420x1840x1305mm
エンジン型式
VQ35HR型
総排気量
3498cc
最高出力
313ps(230kW)/6800rpm
最大トルク
36.5kg-m(358N・m)/4800rpm
定員
2人
発売日
2007年01月11日
車両本体価格
\4,399,500

関連記事はこちら


リセールバリュー診断

 それでは、フェアレディZのリセールバリューをチェックしてみよう。一部改良とはいえ、新型エンジン搭載と外装の変更。そして「Version NISMO」の投入はファンにとっては大歓迎なはず。ということで、改良前よりリセールバリューはやや上昇しBランクとなった。

 最近ホットなスポーツカーが激減し、多くのスポーツカーは輸入車が中心である。今年登場する「GT-R」というホットモデルも登場するが、10年前と比べればまだまだ少ない状況。そういった中でホットな国産スポーツカーというのは注目を浴び、リセールバリューでも期待できる。

 今回、「TOKYO AUTO SALON 2007 with NAPAC」では、スーパー耐久シリーズ・STクラス1などのプロダクションレース参加用車両「フェアレディZ Version NISMO Type 380RS-Competition」(受注販売:NISMO)も展示されるなど、フェアレディZはこれからも期待できるクルマだ。

車両本体価格
\4,399,500
登録など諸費用
\380,000
値引き
\-100,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
52%〜57% B
約 \ 2,172,000

購入が決まったら、まずは愛車を無料査定

さぁ、"リセールバリュー"から新車の購入予算を把握出来たし、次はディーラーで「試乗」&「見積もり取得」だ!・・・っとその前にちょっと待って!ディーラーとの値引き交渉にも備えて、まずは愛車の価値を把握しておこう!あなたの愛車は今いくら!?

車種・年式・走行距離 のご入力で概算価格をお教えするガリバーのオンライン無料査定。

オンライン無料査定を申し込む