ニューモデルの発表がない場合、必ずと言っていいほどコンセプトカーを出展してくるメルセデス・ベンツは、4ドア4シーターのコンバーチブルを出展。デザインスタディのワンオフモデルということだが、伝統的なビックラグジュアリーコンバーチブルの素晴らしさをアピールし、メルセデスの最後の4ドア4シーターである300D(1962年に登場)へのオマージュ的な作品として、世界でもっとも快適で美しい4ドア4シーター・コンバーチブルを現行Sクラスをベースに製作した。
外観は大型でアップライトなフロントグリル、LEDヘッドライト&テールライト、ツートーンのペイントワーク、内装は質の高いレザー、大きなバーズアイメイプルトリムパネル(インテリアとコンバーチブルの収納パネルに採用)、さらには首部分に温風を吹きかけるエアスカーフ(SLKに採用)など、コンセプトカーならではのアイディアが具現化されている。
2182mmもあるソフトトップの開閉システムやBピラーレスによるボディ剛性の確保など、技術的なチャレンジも、このオーシャンドライブでは行われているのだ。
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