12月19日、東京・港区の赤坂プリンスホテルにて、マツダの新型クロスオーバーSUV「マツダCX-7」の発表会が行われた。スポーツカーとSUVを融合させた“スポーツクロスオーバーSUV”という新しい価値をもつ「CX-7」は、キーワード「メトロポリタンホーク」を軸に開発された！
開発キーワード「メトロポリタンホーク」をイメージさせるオープニング
オープニングでは、「一羽の鷹がメトロポリタンの摩天楼から地上を見下ろしている」という構図をもとに、洗練された都会的な感性と、美しい自然に育まれた鷹の凛々しさやスピード感の融合を表現したという開発キーワード『メトロポリタンホーク』をイメージさせる演出が行われた。スクリーンには、見下ろした都市や、飛び立つ鷹の映像が映し出され、さらに、シートに覆われた「CX-7」の周りを一羽の鷹が飛ぶように見立てた演出で、「CX-7」のクールなイメージを会場に伝えた。
数年前、ニューヨークの摩天楼一角に住みつき話題になった、メトロポリタンを自由に飛び回る鷹が、CX-7の開発にあたり重要なキーワード「メトロポリタンホーク」になったという。そして、都会を見下ろす鷹の姿を、スポーツクロスオーバーというコンセプトに重ねたとのこと。このことを実感するため、六本木ヒルズの屋上に上って地上を見渡してみたという川崎氏。とても気持ちが良く、メトロポリタンホークの気持ちを感じることでイメージが湧き、それを目指して開発を進めたと語った。
そして、「CX-7」は、SUVとスポーツカーの二つの価値を併せ持つ“スポーツクロスオーバーSUV”という新しい価値を提案していくモデルで、SUVからは、力強くタフなイメージや実用的なユーティリティなどを抽出、スポーツカーからは、スピード感溢れるパッケージや運転する楽しさを抽出したとのこと。
続いて、チーフデザイナーの小泉氏が壇上に上がった。「CX-7」のデザインにあたって、社長から“お客様が乗ってみたい、運転してみたいと思うデザインにして欲しい”と言われたという。CX-7のデザインコンセプトは、「アドバンスドフロンティア」。新ジャンルを切り拓くという意味で、“自然な美しさと人工的な美しさ”、“スポーツカーの美しさとSUVの美しさ”といった、通常相反するデザインの統合を目指したとのこと。そして、“CX-7は、他にない個性を持つことができたと思います”と語った。
最後に、代表取締役会長 兼 社長 井巻久一氏が登壇し「CX-７」について語った。「CX-7」は、zoom-zoomをフルに体現した全く新しい価値を持ったSUVで、マツダの収益面、ブランド強化においても非常に重要なモデルになるとのこと。また、先日銀座に期間限定オープンした「銀座 MAZDA CX-7 ショールーム」は、銀座のブランド力や発信力にあやかって、マツダブランドを知ってもらおうという新たな試みだという。社長自ら、ショールームを見に行ったとのことで、“CX-7は銀座に良く似合います”と語った。
