アウディ ジャパンは、アウディ A4およびA6の両モデルが、米国保険業界の非営利団体であるIIHS(Insurance Institute for Highway Safety)による衝突安全試験で、最高ランクの「Top Safety Pick」を受賞したと発表した。
IIHSは、安全基準確立のため、米国保険業界を代表して定期的にあらゆる種類の乗用車に対する衝突安全試験を実施しているとのことで、試験結果には、専門家や車両ユーザーばかりでなく、米国内外からも大きな関心が寄せられているという。
アウディA4およびA6は、米国内で販売されているモデルの前面、背面、側面衝突実験において、素晴らしい成績を収めたとのこと。IIHSが実施している一連の衝突安全試験の中でも特に困難な試験とされている側面衝突試験は、試験車両が50km/h(31mph)の速度でムービング バリア(車を模擬した可動の台車)に側面から衝突されるという内容。このバリアは、ピックアップトラックあるいはSUVのフロントエンドと同様な形状で、この試験では、車両の構造変形と共に衝突時の乗員の挙動および各乗員にかかる圧力が評価される。アウディA4およびA6は、その高いボディ剛性とサイドガードヘッドエアバッグをはじめとする標準乗員保護システムにより、極めて低い負荷が測定されているとのこと。
また、背面衝突によるむち打ち症の危険性も評価されている。最適化されたシート構造、シートコンポーネント、そして理想的なヘッドレストの位置により、アウディA4およびA6は、この試験においても最高の評価を獲得しているとのこと。
その他、ESP(エレクトロニック スタビリゼーション プログラム)が標準装備されていることも、この評価にプラスに作用しているという。ESPは、全てのアウディ車に標準装備されている。