フィアット グランデプント
フィアット グランデプント フロント

イタリア人デザインナーの巨匠 "ジウジアーロ" が手がけたエクステリアは圧倒的な存在感を誇る。スマートかつアグレッシブなライン使いには脱帽。

フィアット グランデプント フロントマスク

コンパクトカーとは思えない迫力のフロントマスクが魅力。グランドツーリズモも小型版のように縦長に伸びたヘッドライトが印象的。

フィアット グランデプント リヤ

丸みを持たせてソフト感が演出されたリアエンドはフロントは対照的で、全体的に見ればうまくバランスされている。

フィアット グランデプント テールランプ

高い位置に置かれた縦長式リアコンビネーションランプは国産車でもよくみられる手法。しかしさすがイタリア車、軽快感をうまく出すことに成功しており、生き生きとした快活なイメージを創出している。

フィアット グランデプント アルミホイール

スポーツグレード意外は全車15インチのタイアを装着する。"テラ" のみアルミホイールだが、その他のグレードはスチールホイール&キャップの組み合わせとなる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

その名のとおり大きく成長したプント

 フィアットのコンパクトカーのプントがフルモデルチェンジを受け、グランデプントとなって登場した。プントはパンダの属するAセグメントのひとつ上、Bセグメントに位置するクルマだったが、今回のモデルではボディサイズをひと回り大きくしてBセグメントとCセグメントの中間的なサイズとするとともに、装備や仕様を充実化させたことから、新しくグランデプントの名前で登場した。
 
 ボディサイズは全長が4mを超えるなどコンパクトカーとしてはちょっと大きめで、高い品質基準によって堅実さや高い安全性、細部までこだわったクルマ作り、快適性などを併せ持っている。

どこにもスキのない "さすが" なエクステリア

 外観デザインはジウジアーロのイタルデザインとフィアットのスタイルセンターとの共同開発によるもの。モダンでエレガントなイタリア感覚のデザインが表現されている。丸みを帯びたテーパー状のボディラインはフィアットの歴史的なスポーツカーを連想させるものでもある。

 ボディサイドのデザインは、フロントのフェンダーアーチからリヤのテールゲートまでキャラクターラインを貫くものとされ、ドアハンドルもこのライン上に位置している。コンパクトなモデルながら、いかにもスタイリッシュな印象だ。テールランプは初代プント以来の縦型デザインを採用している。

代表グレード
1.4 デュアロジック メガ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4050×1685×1495mm
車両重量[kg]
1150kg
総排気量[cc]
1368cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
77ps(57kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
11.8kg・m(115N・m)/3000rpm
ミッション
5AT
定員[人]
5人
税込価格[万円]
192.0万円
発売日
2006/10/17
レポート
松下 宏
写真
近藤暁史
スタイル インテリア 走り&メカニズム