もうすぐ登場予定の新型スカイラインの北米仕様 日本仕様もほとんど同じデザインだ

現行型スカイラインの中古車は意外に高いが相場は崩れ始めている!

12代目となる新型スカイラインのリヤビュー(北米仕様)

 このサイトでも既報のとおり、11月末にスカイラインがフルモデルチェンジを行い、12代目となる新型が発売されます。そうすると気になるのが、今後の現行型スカイラインの中古車相場の動きです。そこで現行型の中古車相場と、今後の中古車価格の動きを予想してみましょう。

 11代目となる現行型スカイラインが登場したのは2001年6月。11代目は伝統の直6エンジンに見切りを付け、全車V6エンジンに切り替わりました。最初は4ドアセダンだけの設定だったので、スポーティ路線からは外れ『これじゃ、ローレルだ!』という声もありました。

新型のインパネは質感が大幅にアップ!日本仕様もデザインは同じだ

 といった感じだったので、新車販売台数はソコソコでしたが、現行型スカイラインの中古車は意外なほど高く売られています。デビュー当初の初期モノでも100万円を切っているのは、7万km以上のチョイ過走行車や修復歴有りのクルマです。5万km以下の修復歴なしの物件だと、2.5リッターモデルでも軽く100万円を超えてきます。ただ、2.5リットルも3リットルも中古車価格に大きな違いはありません。

 2.5リッターの主要グレードの消費税込の新車価格が約300万円弱だったので、5年落ちで30%以上の残価率を維持しています。あまり人気のなかった4ドアセダンとしては上出来だと思います。

後期型はすでに値崩れが始まっている!現行型は早めに売ったほうがイイ!

現行型スカイラインの中古車は前期モデルより後期型のほうが割安感がある

 でも、高いと感じるのは初期モノだけで、マイナーチェンジを行った後の2004年式でも150万〜200万円台で2万km台の物件がゴロゴロ売っています。つまり、後期型ではすでに値崩れが始まっているのです。現行型スカイラインの中古車を買うなら、少し高くても後期型の程度の良い物件を狙ったほうがいいでしょう。

 そして新型が発売された後は、下取りや展示車&試乗車などで使われていたクルマも中古車市場に流れ、現行型中古車の流通量がさらに増えるので、現在維持されている下限の100万円のボーダーラインも一気に下がってくるでしょう。

現行型はデザインも少し地味!今ならまだ高く売れるかもしれない!

 スカイラインは代替えする人が多いクルマなので、タマ数はその後も順調に増えていくと思われます。新型の新車が多く売れると予想される来年の春以降が、中古車の一番の買い時になってくるでしょう。

 でも、今スカイラインに乗っている人は、早めに手放しておいた方が無難です。これからは下取りや買い取りの査定も、ドンドン下がっていくハズです。特に2001〜02年式ぐらいに乗っている人は、早めにガリバーに持っていって手を打った方がいいでしょう。