ホンダ CR-V
ホンダ CR-V シフトノブ

今では普遍的になったインパネシフトだが、乗用車ライクな室内のcr-vいは特によく似合う。これでCVTを操る。

ホンダ CR-V メーター

上質かつ視認性に優れた自発光メーターを採用。ハイコントラストでクールなイメージだ。そして液晶ディスプレイ、もしくはマルチインフォメーションディスプレイが装備され、運転状況を的確にドライバーへ伝える。

ホンダ CR-V フロントシート

セダンに似た運転感覚のフロントシート。ゆったりした高級感は国産SUVとは思えない佇まい。そしてパワーシートや革シート、ブルーイルミネーションなど様々なアメニティ装備を用意する。

ホンダ CR-V リヤシート

ゆったりと座れ使い勝手にも優れたリヤシート。全幅の広いボディサイズのお陰もあって、3人でも余裕がある。大型のセンターアームレストを用意しながらも、4:2:4の分割可倒を実現しているのはお見事。

ホンダ CR-V トランク

傾斜したリアウィンドウを意識させない、広くて使い勝手のいいラゲッジが特徴。張り出しが少なく大容量のカーゴルームは最大955Lを誇る。またそれ以上に、ダブルデッキカーゴシェルフや軽い操作で開閉できるテールゲートなどの装備が充実。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

雰囲気も装備も一気に上級化

 インテリア回りの雰囲気はかなりラグジュアリーなものになった。今回のCR-Vはボディサイズを含めてひとクラス上のクルマになったような感じがあるが、それは品質を向上させたインテリア回りの雰囲気からもしっかりと感じ取れる。
 
 本革シートはオプション設定だが、主要グレードで運転席と助手席のパワーシートが標準となり、本革巻きのステアリングホイールやセレクトレバーとなるなど、全体的に装備や仕様が向上したこともインテリアのクォリティ向上に影響している。ほかにも自発光式メーターや大型液晶ディスプレーなどが全車に標準で装備されている。

 インテリア以外の装備では、全車にディスチャージヘッドライトが標準装備されたほか、横滑り防止のVSAも全車に標準とはなった。こうした安全装備の向上は評価できるポイントである。またFFと4WDの最上級グレードにはプリクラッシュセーフティなど最新の安全装備も標準で用意されている。これも大いに注目される点だ。

"まるで乗用車" の室内空間

 室内空間の広さには大きな変更がない。全長は短くなったもののホイールベースには変わりがないので前席/後席とも前後方向の広さに不満はないし、全幅の拡大によって室内、ラゲッジスペースとも横方向には余裕が生まれた感じだ。
 
 それ以上に、乗用車に乗るのと変わらないような自然な姿勢で乗り降りできるのがCR-Vの良いところ。SUVというと、とかくAピラーに設けられたアシストグリップをつかんでよじ登るような感じになることが多いが、CR-Vではそれがなく、自然に乗り降りできる。

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代表グレード
2.4 ZXi 4WD
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4520×1820×1690mm
車両重量[kg]
1560kg
総排気量[cc]
2354cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
170ps(125kw)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.4kg・m(220N・m)/4200rpm
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
11.6km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
323.4万円
発売日
2006/10/12
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム