【トヨタ 新型カローラフィールダーの選び方】 オススメグレードは
まずは、1500ccと1800ccのセレクトがグレード選びの第一歩だ。
1500ccに搭載される1NZ-FE VVT-iエンジンは最高出力110ps/6000rpm、最大トルク14.3kg-m(140N・m)/4400rpmを発揮する。燃費は2WD・CVT車で10.15モード 18.0km/L。ただしこれらのスペックはライバルの「日産 ウイングロード」「ホンダ エアウェイブ」とほぼ同等レベルで特別に抜きん出ているというワケでもなく、ごく平均的なモノといえるだろう。
コレに対して新開発となる1800cc 2ZR-FE Dual VVT-iエンジンは最高出力136ps/6000rpm、最大トルク17.9kg-m(175N・m)/4400rpmを発揮する。燃費は2WD・CVT車で10.15モード 16.8km/Lとなる。長距離移動が多いユーザー、山間部に住むユーザー、4WD車が欲しいユーザーなどは気になるエンジンとなるだろう。
ライバルで1.8リッター設定があるのはウイングロードだが、そちらに搭載されるMR18DEエンジンは最高出力128ps/5200rpm、最大トルク17.9kg-m(176N・m)/4800rpmを発揮し、燃費は2WD・CVT車で10.15モード 16.2km/L。最高出力でフィールダーとは8psほど差があるが、こればかりは試乗してみないとわからないところ。気になる方は新車ディーラーに試乗車の有無を問い合わせてみると良いだろう。それぞれ売れ筋の1500ccの試乗車はあっても、1800cc版は置いていない可能性もあるからだ。
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今回の新型カローラフィールダー、先に述べたようにエンジンを決めた上でセレクトする必要がある。
まずは1500ccから。ベーシックな1.5Xは、価格も手頃で買い得感も高い。ただし、ワゴン車には必須のリアのプライベートガラスはぜひ装着しておきたいオプションだ。エアコンの効率も高まるし、荷物が見えにくくなることから、防犯上のメリットもある。
上級版1.5X “G EDITION”についてはコダワリ派のユーザーにオススメ。さらに追加できるオプションも増える。ただし、特に割安感はない。
ライバルのウイングロードではエアロバージョンの設定があり、従来から人気も高かった。そんなライバル車に対抗するのが1500・1800ccにそれぞれ設定される“AERO TOURER”グレード。価格を観ると一見やや高く感じられるが、スマートエントリーなど人気のある装備を標準装着(ウイングロードに付く同様の装備「インテリジェントキー」はオプション設定)しており、決して割高感のあるものではないことをお伝えしておく。
ただし最近では新車ディーラーでも豊富なエアロパーツを用意するようになった。「TRD」や「モデリスタ」をはじめ、有名エアロメーカー「DAMD」「ケンスタイル」製などのものも選ぶことが可能だから、“AERO TOURER”を検討する前にこちらも併せて考えてみたい。その場合、1.5Xをベースにすればトータルコストも抑えることが出来るだろう。
最後に、1800ccの1.8Sについては、モアパワーを求めるユーザーに加え、最近多いという上級車からのダウンサイザー向けだろう。コンパクトながらも上質さも求めるユーザーの嗜好に応えるグレードといってよい。
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【トヨタ 新型カローラフィールダーの選び方】 ライバル車は
同クラスのライバルは「日産 ウイングロード」、「ホンダ エアウェイブ」。こちらも高い支持を集めるモデルとなっている。
■ライバルその1:「日産 ウイングロード」
日産 ウイングロードは、先代同様に若者層をターゲットとしたモデル造りを特長とする。耐水性のラゲッジや撥水加工シートなど、アウトドアレジャーユーザーの使い勝手を追及した実用的なモデルで、もちろん商業用途にも向いている。
またカローラフィールダー同様、ラゲッジからのシート前倒し機能「リモコンフォールディングシステム」を採用。しかも後席シートだけではなく、助手席の前倒し機能も付くのはフィールダーにはない機能だ。長尺モノ、例えばサーフィンボードやスキーなどを積むユーザーには重宝するだろう。ただし、カローラフィールダーやエアウェイブが座面も含めポップアップし、より低く荷が積み込めるタイプなのに対し、ウイングロードは背もたれを前倒しするのみ。ボディサイズに限りがあるクラスだけに、このあたりの使い勝手の差は見逃せない点だ。レジャー用として考えるならコレで十分だが、かさばる荷物も積み込む、というヘビーユーザーにはちょっと物足りないところかもしれない。
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いっぽうのホンダ エアウェイブ最大のウリは、坂口憲二が「み、美輪サン!?」と叫ぶTVCMでもおなじみ、屋根のほぼ全面をガラス張りとした「スカイルーフ」にあるだろう。この開放感はサンルーフでは味わうことが出来ないものだ。そもそもサンルーフ設定のないウイングロードに対する強力なアドバンテージとなる。ただしスカイルーフのサンシェイドが装着される関係で、標準ルーフ車に比べヘッドクリアランスが少なくなるのはマイナスポイントだ。
さらにエアウェイブでは、人気コンパクトカー「フィット」譲りのセンタータンクレイアウトを採用し、後席のダイブダウンに加え、座面を跳ね上げ後席足元に積荷を載せられるチップアップといった積荷に応じた多彩なアレンジを可能としている。ただし、カローラフィールダーの「ワンタッチ格納リアシート」やウイングロードのようにレバー操作一発でアレンジ、というワケにはいかない。
ただし、操作性のチェックも大事だが、もっと大事なのはステーションワゴンの基本性能である積載能力。各3車とも、新車ディーラーなどで実車を見る際には、普段載せる荷物を想定しながら扱いやすさなどをしっかり確認してみることをオススメしておく。
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