タイXCラリー選手権 ラウンド-5の上位入賞者を紹介

ラウンド-5は総合2位でした

今回紹介する方々は、タイXCラリー選手権で毎回のように上位に食い込むツワモノです。 アジアXCラリー(FIA)には都合で出れなかったチームも多数おり、タイの選手層の厚さには驚かされます。

総合1位のISUZU・ジョップ選手

実は昨年のシリーズチャンプ

チーム・ブリジストンから参加のジョップ選手。彼はまだ若干18歳ながら昨年のタイXCラリー選手権のシリーズチャンピオンでもあります。 ちょっと太い?のが気になりますが、運転させるととてつもないパワーを発揮する若手No−1のドライバーです。
アジアXCラリーには長丁場ということで辞退したということですが、2008年には三菱よりパリダカに出る噂もある選手。
車は、シャシーとエンジンがV6 3.5L(ガソリン)ビッグホーンショートに、軽量のピックアップボディーを合体させたT1仕様となっている。

総合3位 チーム三菱ラリーアート・シンハバンコック から参加のサクチャイ・ヨン組

三菱のサクチャイ・ヨン組

チーム三菱ラリーアート・シンハバンコクより参加のサクチャイ・ヨン組。 昨年までトヨタで活動していた2人だが今年より三菱に移籍。ラウンド5で初の表彰台入りを果たしチームに貢献している。 2004年度にはT2Aクラスでシリーズチャンピオンも獲得している2人なだけに、シリーズ後半がとても怖い存在だ。
クルマは、三菱トライトン 2.5L ディーゼルターボ で、今回よりダブルキャブの新車を投入! チームが彼達に期待をしている証でもあるだろう。
トライトンは、3.2Lディーゼルターボが最上モデルではあるが、ラリーで使用されているのは2.5Lが主流。3.2Lは味付けがダルイので不向きなようだ。

総合4位 ISUZU・ダブロン選手

総合4位 ISUZU・ダブロン選手

ISUZUから参加のダブロン選手。ナビのノビタ(通称)と大の仲良し。マウレ、マウレ!(酔っ払い)といつも絡んで来る陽気なヤツだ。
ダブロン選手もトップドライバーの一人だが、今年はパワーのないイスズ車に苦戦状態。今回はイスズの利を活かし上位に食い込んだ。
クルマはイスズ・D−MAXの、3.0Lディーゼルターボ。10月から投入される新型にいつスイッチしてくるのかが見ものであります。

総合5位 チーム三菱ラリーアート・シンハバンコクより参加のライバルマナ選手

総合5位 ライバルのマナ選手

当記事にもよく登場します、チーム三菱ラリーアート・シンハバンコクより参加のマナ選手。今回よりナビをチェンジしてのチャレンジ。
彼はタイのツーリングカー選手権のシリーズチャンピオンなどを獲得してきた有名選手でもあります。2007年のパリダカにも参戦するということで今後期待の27歳です。
クルマは三菱トライトンで今回より新車を投入! タイ三菱の気合の入り方には本当に驚かされます。

総合6位 チーム三菱ラリーアート・シンハバンコクより参加のタワチャイ・サクダ組

総合6位 タワチャイ・サクダ組

いや〜久々のコンビ復活であります。チーム三菱ラリーアート・シンハバンコクより参加のタワチャイ・サクダ組。 実は彼達は2004年までコンビを組んでいたのですが、アジアXCラリー2004での最終SS逆転事件でコンビ解消となり、ラリー界から消えておりました。2003年のアジアXCラリーでは総合2位に入る実力のコンビだけに今後が怖いです。
クルマは三菱トライトンで、マナ選手がアジアXCラリーで使用したもの。

総合8位 チーム・サイアム日産バンコックピレリより参加のチャンナン選手

総合8位 チーム・サイアム日産

チーム・サイアム日産バンコクピレリより参加のチャンナン・ジャラパン組。 昨年は常に上位を獲得してチーム・シリーズチャンピオンを獲得しているが、今年は1戦目より不運続きで結果が残せなかった。総合7位は今期最上位。
クルマは日産フロンティアで、来年に2.5Lディーゼルターボの新型が投入されるらしい。それも6速マニュアルミッションだと自慢していた。

総合9位 トヨタ・ヴィーゴ・クロスカントリーチーム・タイランド

チャンマイより参戦

私と同じチームより参加のトヨタVIGOクロスカントリーチーム・タイランドの二人。タイで開催されているトヨタVIGOトライアスロンの覇者で、今年よりランクアップということで選手権に参加してきている。チャンマイ・トヨタより2台投入されたうちの1台で、もう1台は今回は立ち木に激突して横側を大破していた。
クルマはお馴染みのトヨタ・ハイラックスVIGO。

7位の選手は今回スポット参戦のため紹介はしませんでした。