HondaJet(ホンダジェット)、受注を開始!

 ホンダの全額出資子会社、ホンダ エアクラフト カンパニーは、米国東部夏時間10月17日に、フロリダ州オーランドにて開催されている世界最大のビジネス航空機ショーであるナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA)において、小型ビジネスジェット機HondaJetの受注活動を開始すると発表した。

 HondaJetは、性能、品質、快適性において小型ビジネスジェットに新しいスタンダードを確立した。
 燃費と低排出ガス性能に優れた二基のGE ホンダ製HF120ターボファンエンジンを搭載し、最高速度420ノット(約778km/h)、最大運用高度4万3,000フィート(13,106m)を誇り、同クラスの機体よりもスポーティーで俊敏な操縦性能を実現している。航続距離は1,180ノーティカルマイル(約2,185km)で、燃費は他の小型ジェット機より30〜35%優れている。

 操縦系には最新のガーミン社製の技術である、複数の情報を集中表示する高解像度平面デジタルディスプレイを採用し、操縦時の視認性・快適性を向上させている。
 キャビン長はひとクラス上のビジネスジェットよりもさらに1フィート(約30cm)ほど長く、化粧室も設置されている。HondaJetは二つの内装バリエーションを持ち、操縦室2席+キャビン5席の7人乗りの標準仕様と、操縦室2席+キャビン6席のエアタクシー向けの8人乗り仕様が用意される。後部荷室は57キュービックフィート(約1,614L)の容積があり、ノーズ部にも9キュービックフィート(約255L)の荷物スペースを有する。

HondaJet(ホンダジェット)、受注を開始!
HondaJet(ホンダジェット)、受注を開始!
HondaJet(ホンダジェット)、受注を開始!

 販売網については、業務提携先のパイパー・エアクラフト社の協力により、全米5地域・14拠点で展開する計画とのこと。また、米国内どこからでも90分の飛行圏内にサービス網を整備し、高いレベルでのサービス・サポート体制を構築していく。

 価格は、365万ドル。3〜4年以内の型式・生産認定の取得を目指し、10月11日には米国連邦航空局(FAA)へ型式認定の申請を行った。米国内に生産拠点を設け、2010年より年間70機規模で量産を開始する予定とのこと。

GE ホンダ エアロ・エンジンズ、新開発のジェットエンジンを“HondaJet”に搭載!

【ニュース】 (2006.10.18)

GE ホンダ エアロ・エンジンズは、米国フロリダ州オーランドで開催されているナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA)2006にて新開発のHF120ターボファンエンジンを、スペクトラム・エアロノーティカル製の新型ビジネスジェット機“Freedom”と、ホンダ エアクラフト カンパニー製の量産型“HondaJet”に搭載することで、両機体メーカーと合意した、と発表した。 >> 記事全文を読む


ホンダ 航空機市場に新規参入、HondaJet事業化

【ニュース】 (2006.07.27)

ホンダは、ウィスコンシン州オシュコシュ市にて開催されている、世界最大の飛行機の祭典Air Venture 2006に自社開発の小型ビジネスジェット機であるHondaJetを出品、今後同機を量産し航空機市場に新規参入することを発表した。 >> 記事全文を読む