環境性能と燃費性能の両立を図った!

 日野は、小型トラック「日野デュトロハイブリッド」を“平成17年(新長期)排出ガス規制”に適合させるとともに、小型トラックおよびハイブリッドトラックとして初めて重量車の“平成27年度燃費基準”を達成させて10月4日より発売開始した。なお、本車両は「低公害車の取得に係る自動車取得税の特例」対象となり、自動車取得税率が2.7%軽減される。

 新型「日野デュトロハイブリッド」は、進化した直列4気筒ディーゼルエンジン「NO4C」をベースとするクリーンディーゼルシステム「DPR」と新型の「永久磁石式モーター兼発電機」「バッテリー」「インバーター」採用により高出力・高効率化した「新ハイブリッドシステム」を組み合わせ、環境性能と燃費性能の向上を両立させた。また、NOx・PM・CO2排出量のさらなる低減を実現し“新長期排出ガス規制”“低排出ガス重量車(新長期排出ガス規制値比NOx・PM10%低減)”に適合するとともに、“平成27年度燃費基準”を達成した。

 さらに、通常走行時はエンジンのみで走行、減速・制動時に減速エネルギーを回生しバッテリーに蓄電、発進・加速時はモーターがエンジンをアシストする従来のパラレル方式を踏襲しつつ、ハイブリッドを一新させ燃費を向上させたほか、「ハイブリッドインジケーター」を新規標準装備して、バッテリーの充電量などをランプ表示しエコドライブをサポートするという。

 エクステリアは、フロントグリルのデザインを一新し、「ハイグレード」、「スタンダート」に加え、「プログレード」を設定した。また、新型シフトレバーおよびパーキングレバーを採用し、キャブ内の居住性と移動性を向上させたほか、「コイルスプリング式独立懸架サスペンション」を設定し、乗り心地を向上させた。

 なお、新運転免許制度における「普通免許」対応車や塵芥車専用シャシーを新規設定するなどラインアップを拡充させている。

 価格は、標準キャブ カーゴ用・全低床・標準長が435万9,600円、標準キャブ 塵芥車用・高床・標準長が447万7,200円。
 年間販売目標台数は1200台としている。