隙間の汚れ落しにもムートンパッドがオススメ!

 ボディ洗浄の際にも登場したムートンパッド。これは、柔軟性に優れ、シャンプー溶液を十分に含むため、フロントグリルの洗浄にも大活躍。スポンジに比べ、泡立ちがクリーミーなのと、細部にまで、シャンプー溶液が行き渡っていることが確認出来ると思います。このムートンパッドは100均ショップでも簡単に入手できますので、(ホンモノのムートン素材は数千円!)ボディ用、ディテール用と使い分けるようにしましょう。(ボディ用の汚れ方と、ディテール用の汚れ方は段違いです。使い分けないと、ムートンパッドに砂などが残っていることがあり、デリケートな塗装面に傷を刻んでしまう要因になります。)

 上記の写真を見ていただければお分かりかと思いますが、格子状になったフロントグリルの汚れを除去するためには、スポンジでは、隙間に入り込むことが出来ません。ムートンパッドは、ごらんのとおり、グリルと「同形状化」するため、効率良く、汚れを掻き出してくれます。日頃、この部位の洗浄を怠っていたクルマは相当な汚れが滞積していますので、じっくりと汚れを掻き出しましょう。
 仕上げには十分な水流でシャンプー溶液の残留がなくなるまで、すすぎを行います。

拭き取りは、割り箸&合成セームで念入りに。

 せっかく細部の洗浄を行っても、拭き取りを怠りますと、すぐにホコリが付着してしまい、今までの作業が台無しになってしまいます。そこで、割り箸に、吸水性の優れた合成セームを巻きつけ、グリルの隙間に残った水滴を念入りに拭き取っていきます。
 同時に、ムートンパッドで取り残した汚れもこの作業で取り除くことが出来ますので、少々面倒ですが、手を抜かずに、作業を行ってください。合成セームに汚れが付着しなくなったら、作業は終了です。

洗浄後は、保護皮膜形成!

 洗浄、拭き取り作業が完了したら、保護皮膜形成を行います。樹脂バンパーや、グリルの保護といえば、シリコン系が主流でしたが、昨今のトレンドは、水に溶けないガラス状皮膜を形成するケイ素化合物を主原料としたもの。塗布後24時間で完全に硬化し、約半年の持続性を誇るもので、黒ツヤが蘇ります。
 数社から、同様の製品が発売されておりますが、今回はソフト99「ナノハード」を使用しました。

専用スポンジでムラなく塗布。

 スポンジを各車グリルの隙間に合うサイズにカットし、ムラなく塗布していきます。スポンジでも、届かない部分は、綿棒の先に溶剤をつけ塗布。5分ほど乾燥後、乾いた布で拭き取ればOK!テカリのない自然な光沢が得られ、汚れも付きにくくなります。オススメですよ!

 どうですか?この自然な光沢。本来の素材感が復活し、クルマ全体が引き締まって見えます。
 やや面倒な作業ですが、一度、ここまで仕上げておけば、今後の作業が楽になりますよ!


秋は洗車に最適なシーズン。今後も、クルマのありとあらゆる部位を洗浄してきます!お楽しみに。

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