フェラーリ・ブースの隣に陣取ったピニンファリーナのブースに展示されたP4/5は、ワンオフビルドのスペシャルモデルだ。ニューヨーク在住のひとりのコレクターと、トリノのカロッツェリアであるピニンファリーナのコラボレートによって製作されたこのフェラーリは、エンツォ・フェラーリをベースに、1960年代のP(プロトタイプ)シリーズを現代風にアレンジしたエクステリアとされ、全面的にリファンイン。もちろん空力特性も、新たに最適化され、見直されているのは言うまでもない。さらに排気レイアウトも改められ、上方と下方にわけられた4本のエキゾーストパイプから排気ガスが排出されるのだ。すでに8月中旬のペブルビーチで開催されたコンクールデレガンスにおいて、正式デビューを果たしているが、国際的な舞台では初披露となったため、一際注目を集めていた。
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