ポルシェ 904GTS【モータースポーツ・ギャザリング レポート】

 1961年からF1参戦していたポルシェ。しかし翌62年に早くも撤退、GTカテゴリーのレースだけに専念することになるが、その直後に誕生したのが、904GTSだ。それまでのRS系シャシーではなく、バックボーンフレームを採用、航空機に使われていたハインケル社製のFRPをボディに纏った904GTSは、2Lフラット4をリヤにミッドシップマウントし、レーシング仕様が180ps、公道仕様が155psに設定されていたロードゴーイングレーシング。レースでは1964年のタルガ・フローリオで1-2フィニッシュを飾り、日本では1965年の第2回日本グランプリで式場壮吉氏が優勝。ル・マン、セブリング、ニュルブルクリンクでの耐久レースにおいても活躍した。