Ｐ１４ 図１ ケッセルヒェン
ベルクヴェルクを立ち上がってからは、３つの左カーブが続くので、ライン取りが意外と難しいエリアだ。４速に入れるころからその先でコース幅の中央よりやや右側を通るように徐々に寄っていくラインを選ぶ。そして中央よりやや右から左の縁石を２回クリップして、３回目のクリップのあとはすぐに右に寄っていく。これはつぎのケッセルヒェンが左コーナーだからだ。でもハンドル角を一定にしていると自然にそのラインになるはずだ。
ケッセルヒェンは高速コーナーだから、スピードが乗っていたら、その手前で５速にしてそのまま通過してもいい。それほど高速なのだが、ハンドルは丁寧にしないと危ない。早めのタイミングでゆっくり切り始め、クリップしたらすぐにアウトに逃げるようにハンドルを戻す。
アウト側は縁石がなくグリーンが掘れていて、ここに落ちたらイヤだと思わせる出口だ。しかしまだ長い登りが続くからアクセルを戻したくないという難しいコーナーである。
コーナー右側に立ち上がったら、やや右側を開けて長い直線の坂を上っていく。少し右に曲がりその先でもうちょっときつい右コーナーが待っている。
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２通りあるラインいずれかを選ぶ
この軽い右コーナーと次の右コーナーまでは２通りのラインがある。すぐに左に寄って先の右コーナーに備えるラインと、手前の軽い右コーナーまではコースと平行に右寄りに走っていて、そのまま直進し自然に左に寄っていくラインだ。ボクは後者が走りやすいから好きだ。それは最初に左に寄ってしまうとつぎの右コーナーの手前で道路の左側に合わせて走らなくてはいけない距離が出てくるからだ。右寄りからそのまま直進していくと、左いっぱいまで行ったらそこから右ターンを始めればいいので、タイミングが取りやすい。この右コーナーは５速のままだが、縁石ギリギリまで右に寄ってクリップをしっかり取る。
Ｐ１５ 図２ 縁石に注意！
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すぐに軽い左コーナーが現れるが、これはあまり寄らない。クリップしない方がつぎのきつい左コーナーのために右側により易くするためだ。
コース右寄りで直進状態でブレーキングしてから左ターン。左側をクリップしたあと右側の縁石近くまで膨らんで立ち上がる。ここの縁石は石畳だから乗ると車体がブルブル震えてコントロールしにくくなるから出ないようにしたい。
Ｐ１５ 図３ クロスタータル
クロスタータルは軽い右コーナーだが、実際に走るとＳ字のようにも感じる。ハンドルだけで切り返すようなイメージで通過する。アクセルコントロールも必要になる。クルマの向きを曲げようとするときはアクセルペダルを戻し、安定させようと思ったらアクセルペダルを踏むのだ。出口では無理にハンドルをこじらないように左アウトいっぱいに逃げていくと楽だ。
Ｐ１５ 図４ シュタイルシュトレッケ
シュタイルシュトレッケはＵターンのようなコーナーだ。だから奥からターンインして、奥目にクリップする。５速から３速までシフトダウンだ。ブレーキングは手前から開始していい。出口は縁石に向かってできるだけ早めにハンドルを戻すようにする。ハンドルが真っ直ぐになったころ前方上の方を見ると１本の背の高い木が見えるだろう。そこの根元を目指して一直線に向かう。
Ｐ１５ 図５ カルーセル
その先にあるのが有名なカルーセルだ。英語ではメリーゴーランドである。コースの内側がすり鉢上になっているためにそう呼ばれるらしい。全体はアスファルトであるが、このすり鉢だけはコンクリートである。
カルーセルはブレーキングしてからそのコンクリートに飛び込む。正確にラインを説明すると、２枚目のコンクリートの外側に白いポイントがマークしてある。それをクルマの中心と右のタイヤの間で通過するようにする。
そしてカルーセルの中では一番下、つまりコンクリートの左端にタイヤを合わせて走るのが正しいラインである。カルーセルから飛び出さないようにアクセルペダルは全開ではなく、コントロールする必要がある。カルーセルからの出口はコンクリートの外側の角が目印だ。
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