ルーフが伸びたセミファストバックスタイルを採用し、セダンとしているが、2ドアクーペのスプリンターも半年後に追加された。 K型と呼ばれるOHV4気筒ユニット。20度左側に傾けて搭載され、低重心化と吸排気系の自然な取り回しに貢献している。 スポーティな演出が施された運転席まわり。当時まだ主流ではなかったフロアシフトは4段。さらにメーター類は単眼タイプを採用。 ![]() |
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パブリカに続く、大衆車としての完成形 トヨタは50年代後半から大衆車の必要性を感じており、シンプルな構造と高い生産性による低価格を実現したパブリカを1961年に発売していた。本来はフルモデルチェンジを施し、大衆向けにさらに進化させる予定だったが、空冷水平対向2気筒のエンジンなど、基本性能の低さから断念。そこで新たに設計・開発したのがカローラだ。
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