ホンダ ストリーム

4グレード、2エンジンからお好きなものを!

ホンダ ストリーム

 新しいストリームは、4つのグレードで構成されている。エンジンは1.8リッターと2リッターの4気筒i−VTECで、1.8リッターモデルは電子制御5速AT、2リッターのFF車は無段変速機のCVTを組み合わせた。4WDモデルは、1.8リッター、2リッターともに5速ATだ。1.8リッターモデルは1.8Xとスポーティグレードの1.8RSZ、2リッターモデルは2.0Xと2.0RSZを用意している。

スポーティで若々しい "RSZ"

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RSZはハニカムグリルやスポーティ仕立てのヘッドランプ、サイドスカート、大径エキゾーストパイプフィニッシャーなどに加え、17インチタイヤとアルミホイールを履く。また、CVTまたは5速ATには便利でスポーティなパドルシフトも付く。

ホンダ ストリーム
スポーティイメージのストリームをさらに若々しくモディファイリングした "SRZ" は注目の的。各種エアロパーツとアルミホイールが魅力的だ。
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軽快な後姿はエアロパーツによって躍動感のあるものに進化させられている。
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専用17インチアルミホイールが走りと見た目に質感をプラスする。

お買い得感が高い1.8リッターがオススメ

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 だが、意外にもグレード間の装備格差は小さい。ベースグレードの1.8Xでも電波式キーレスエントリー、オートエアコン、運転席ハイトアジャスターなど、必要な装備はほとんど付いている。低予算でストリームらしさを味わいたい、というなら1.8Xがいいだろう。上級の2.0Gとの価格差は約23万円、スポーティグレードの1.8RSZとは約26万円の差がある。便利なHDDインターナビシステムを追加しても、1.8RSZと大差ない支払額なのだから魅力は大きい。

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エアロ類のない標準モデルでもスポーティなイメージは健在。飾らない涼しげな感覚が新鮮!
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立体的なリアの造形が映える "X" モデル。これで3列シートのクルマだとは恐れ入る……。
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16インチのタイアとスチールホイール&キャップの組み合わせ。通常使用する範囲でのバランスのいい性能が追及されている。

装備に不満なら "パッケージオプション" って手も!

 でも、1.8Xは装備がちょっとプアーで、という人は、パッケージオプションを追加すればいい。2リッターモデルと同じ全ドアワンタッチパワーウインドウ、前席大型アームレスト、助手席シートアンダートレイ、大径エキパイフィニッシャーをセットにしたプレミアムパッケージは31,500円だ。これで2.0G並みの充実した装備になる。ディスチャージヘッドライト(63,000円)と車両安定制御システムのVSA(73,500円)を追加しても、上級の1.8RSZや2.0Gより支払額は安く済む。
 
 実用燃費はCVTを組み合わせる2リッターモデルと変わらない。だが、2リッターモデルと動力性能に大きな差はないし、インテリアも2色から選べる。1.8Xはイチ推しグレードだ。ただし、走りの楽しさにこだわる人は、トップグレードの2.0RSZを選んだほうが後悔しない。

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代表グレード
1.8X
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4570×1695×1545mm
車両重量[kg]
1350kg
総排気量[cc]
1799cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
140ps(103kw)/6300rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
17.7kg・m(174N・m)/4300rpm
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
14.8km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
180.6万円
発売日
2006/7/13
レポート
片岡 英明
写真
佐藤 靖彦
達人プロフィール: 片岡英明
職業:モータージャーナリスト
学校の先生から自動車雑誌編集者経て、モータージャーナリストになったという異色の経歴を持つ。元教師ということもあり、分かりやすい評論に定評がある。さらに、クルマの細部まで見逃さない観察力はハンパではなく、徹底的に調べ上げてしまうほど。最新のクルマから、ヒ...