スバル インプレッサWRC 2006で新井敏弘氏が参戦!

 国際ラリードライバーである新井敏弘氏は、9月1日〜3日に北海道・十勝管内で開催される世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリージャパン」に、改良された最新型ワールドラリーカー、スバル「インプレッサWRC 2006」で出場する。

スバル インプレッサWRC 2006で新井敏弘氏が参戦!

 新井氏は、2004年から開催されているラリージャパンにおいて、連続してグループNインプレッサで部門優勝を果たすなど、このラリーの地形とコースの特徴を熟知している。またスバルワールドラリーチーム(SWRT)が行った4月のサルディニア(イタリア)、6月の英国でのワールドラリーカー開発テストに自主参加。最新モデルの操作系に習熟しながら、競技スピードでのトレーニング走行を重ねた。また、8月下旬には再度渡英し、最終仕様のラリーカーの試走を済ませて準備を完了している。

 ラリージャパンには「SUBARUチームARAI」でエントリーするが、ラリー期間中の実際のサービスはSWRTが全面的に協力し、新井氏のサポートおよびスペシャルステージでペースノートを読み上げるコ・ドライバーには、2002年来担当しているトニー・サーカム氏(ニュージーランド)が起用される。

 新井氏は、スバルの若手国際ラリースト育成計画に抜擢され、1990年代後半から英国をベースに活動。グループN、ワールドラリーカー仕様のインプレッサを駆って数々のWRC戦を戦って来た。1999年の最上位はアクロポリスでの総合9位、翌2000年はアクロポリス4位、サファリ6位と健闘し、日本人初のFIAチームズカップを獲得。また2001年〜2002年にはスバルワールドラリーチームに在籍。そして、2001年のキプロスではふたたび総合4位に入っている。さらに、昨年2005年はPCWRCでシリーズ優勝し、日本人初の四輪ワールドチャンピオンに輝いた。今回は4年ぶりのラリージャパンとなる。

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【特集】  written by 徳田 透 (2006.08.30)

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