コンフォートタイヤ

静粛性重視ならコレ!

 ひと言でコンフォートタイヤと言っても、求める性能は様々。その中でも静粛性を第一に考える人にオススメしたいのが、ブリヂストンのレグノGR8000やヨコハマのDNA db、そしてダンロップのル・マン LM703などだ。これらのタイヤはトレッドパターンやタイヤ内部の構造などを工夫して、とにかくロードノイズを抑えた静かな乗り味が最大の特徴となっている。

 ロードノイズはクルマが走っている間は常に聞こえるだけに、ドライブ中の疲労感にも大きな影響がある。そこで各メーカーとも力を入れている部分なのだが、なかでも注目したいのはダンロップのル・マン LM703だろう。商品紹介のページでもふれたが、トレッドの裏側に特殊な吸音スポンジを貼り付けてノイズを吸収するというまったく新しい方法を採用している。簡単そうに思えるが、何万キロもの距離を走っても剥がれない耐久性を確保するのは並大抵のことではない。これからはこういった技術がどんどん進歩していくに違いない。

コンフォートタイヤ
長い間タイヤを使ってコンパウンドが硬くなると、ノイズが増える原因となる。そこで経年変化でゴムが硬化しないよう、新素材を採用していつまでも静かさを保つ工夫をしているのだ。
コンフォートタイヤ
トレッドパターンのピッチ数をランダムに変えることで、一定の周波数のこもり音を低減させているのは常套手段。これはコンフォートタイヤ以外にも使われている定番の技術だ。
コンフォートタイヤ
ロードノイズを低減するためにノイズを吸収するシートやスポンジを貼り付けるなどして、不快な騒音を吸収する技術も多くのコンフォートタイヤに採用される技術のひとつだ。

高速域の快適性重視ならコレ!

 高速道路での長距離移動が多いなら、ブリヂストンのトランザER300やヨコハマのDNA dB EUROトーヨーのプロクセスCT01などをオススメしたい。これらのタイヤは高速走行時のふらつきを抑え、シッカリ感のあるハンドリングを持っている。それでいて不快な突き上げ感の少ないフラットな乗り心地を提供してくれるコンフォートタイヤだ。

 どのタイヤも路面からの突き上げにはしなやかに、コーナーリング時には剛性感のあるシッカリしたハンドリングを兼ね備えているのが特徴といえる。このふたつを両立させるのはとても難しく、トレッド内部の材質や構造などに最新の技術が投入されており、究極のプレミアムタイヤと言ってもいいだろう。

コンフォートタイヤ
ショルダー部分の形状は、直進安定性やコーナリングに大きく関わる部分だ。それだけに各メーカーとも最新のノウハウを惜しみなく投入している。
コンフォートタイヤ
トレッド面の接地圧分布に偏りがあると、乗り心地にも影響が出る。そこでコンピュータによるシミュレーションを行ない、最適な構造を採用している。
コンフォートタイヤ
高速走行時の快適性を重視したタイヤは、直進時の安定性シッカリ感のあるハンドリングを両立させるため、左右非対称のトレッドパターンを採用する場合も多い。

雨の日も快適に走りたいならコレ!

 雨の日も快適に走りたいというなら、ブリヂストンのポテンザRE050やミシュランのプライマシーHPなどがオススメ。優れたウェット性能は安心感にもつながるだけに、注目して損はないポイントといえる。ここで挙げたふたつのタイヤは特にウェット性能が高いことで定評がある。

 特にRE050は元々ヨーロッパ向けに開発されただけあって、高速走行時の耐ハイドロプレーニング性能の高さはピカイチ。日本は雨の多い国だけに、快適な乗り心地と静粛性に加え、ウェット性能もプラスしたこれらのタイヤを検討してみてもいいだろう。

コンフォートタイヤ
コンフォートタイヤに限ったことではないが、ウェット性能の高さもタイヤにとっては重要なポイント。雨の日も余計な気を遣わずに安全に走ることができれば、疲労感の低減にもつながるのだ。
コンフォートタイヤ
ウェットグリップを高めるにはトレッドパターンのデザインはもちろん、コンパウンドの材質も非常に大切なポイントだ。最近ではシリカを始めとした新素材が続々と採用され始めている。
コンフォートタイヤ
耐ハイドロプレーニング性能を高めるため、トレッドパターンにも最新のノウハウが投入されている。ウェット性能の高いタイヤは、太いストレートグルーブを持つモノが多い、

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