コンフォートタイヤ

コンフォートタイヤならではの静かさの秘密に迫る!

 コンフォートタイヤに求められる性能は、まず第一に快適な乗り心地と静粛性の高さだ。さらに安定性の高さやシッカリしたハンドリング、そしてウェット性能の高さなども要求される。これらの性能を高い次元でバランスさせるため、コンフォートタイヤには様々な技術やコンパウンドなどの材料が使用されている。そこでコンフォートタイヤならではの技術に注目してみよう。

トレッドパターン

 コンフォートタイヤの静かさの秘密はどこにあるのか? ロードノイズにイチバン影響するのはトレッドパターンだ。そこでパターンのピッチ数をランダムに変えて、特定の周波数のノイズがでないような工夫をしたり、タイヤ内部にノイズを吸収するシートなどを張り込むなどの技術を採用しているものが最近のスタンダードとなっている。

スポンジでノイズを吸収するタイヤも登場!

ダンロップ ル・マン LM703

 さらに最近ではダンロップがル・マン LM703でノイズを吸収するスポンジを採用したのにも注目したい。これはトレッドの裏側にスポンジを均一に張り込むことで騒音はもちろん、路面からのショックも吸収するというもの。このように静かさの追求は、一段とレベルアップしているといっていいだろう。

ノイズの吸収方法に技アリ!

騒音を吸収するシートを張り込んだり、しなやかなタイヤ構造を採用するなどして快適性をアップさせている。こういった部分にも各タイヤメーカーのノウハウが惜しみなく投入されている。
コンフォートタイヤ

快適な乗り心地を演出する技術に注目!

 快適性を左右する要素は騒音の他に、振動がある。路面からの突き上げ感を感じないタイヤが、快適な乗り心地を実現できるのはいうまでもないだろう。路面からの衝撃を吸収できるよう、サイドウォールをしなやかな構造にすれば快適な乗り心地が得られる。

コンフォートタイヤ

 だがそれではコーナーリング時などにふらついてしまい安定感が損なわれてしまう。だから単にしなやかな構造を採用すればすればOKというわけではないのがやっかいなところ。そこで各メーカーともサイドウォールに補強材を入れるなどして、しなやかな乗り心地とシッカリ感のあるハンドリングを実現しようとしのぎを削っているのだ。

コンフォートタイヤ

 またコンパウンドを工夫するなどして、摩耗時の性能低下を抑えていつまでも新品時に近い静粛性と乗り心地を持続させるような工夫もなされている。さらに快適性とはあまり関係ないが、雨に日の安心感につながるウェット時の性能(ブレーキングや耐ハイドロ性能)などにも力を入れ、プレミアム性を高めているのもコンフォートタイヤとしては見逃せないポイントといえる。

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