さらに進化した第2世代 「X5」
BMWは、ドイツ本国で第二世代となるニュー BMW X5を発表した。
現在までにX5は、約 58万台を販売し、「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)セグメント」というカテゴリーの大きな成功を収めた。ニューX5は、X5の特徴であるボディとドライブトレインのコンセプトを継承し、運動性能、機能性、独創性をさらに強化したモデルとなっている。
運動性能と俊敏性を大幅に向上
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X5自慢の俊敏な走りはさらに進化している。具体的には、ねじり剛性を高めたボディシェル、最適化されたエアロダイナミクス、独自のダブル・ウィッシュボーン・フロント・アクスルおよびインテグラルIVリア・アクスル、より進化したBMW xDrive四輪駆動システム等の採用による相乗効果が挙げられる。なおエンジンは、よりパワフルな8気筒および6気筒を新搭載した。
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またこのセグメントで初めてとなる、アクティブ・ステアリングとアダプティブドライブを採用し、ランフラット・タイヤを標準装備している。さらに電子式ギア・セレクターを採用し、より素早い変速機能を備えた6速オートマチック・トランスミッションを標準搭載。燃費性能も向上しているという。
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室内環境が充実、3列目シートとiDriveコントロール・システムを採用
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インテリアでは、3列目シート仕様(オプション)を追加したのが大きなニュースだ。いっぽうで最大容量620〜1,750リットルとなる広いラゲッジスペースを確保している。また、ナビゲーションの目的地、電話機能、オーディオ・モードなど8つまでの操作項目を登録し、ボタン1つで直接作動を可能にする、BMWご自慢のiDriveコントロール・システムを新採用して機能の充実を図っている。さらに同クラスでは初採用となるヘッドアップ・ディスプレイを始めとして、マルチチャンネル・オーディオ・システム、DVDビデオ・システム、リアビュー・カメラがオプションで用意される。
なお、日本への導入時期・仕様については未定。
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エンジン・バリエーション
BMW X5 4.8i: V8ガソリン・エンジン、4,799 cc
最高出力
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261 kW(355 ps)(+ 11 %)
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最大トルク
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475 Nm(+ 8 %)
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最高速度
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240 km/h
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EU複合サイクルによる平均燃費(暫定値)
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12.5リッター/100 km (– 5 %)
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BMW X5 3.0si: 6気筒ガソリン・エンジン、2,996 cc
最高出力
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200 kW(272 ps)(+ 18 %)
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最大トルク
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315 Nm(+ 5 %)
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最高速度
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225 km/h
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EU複合・サイクルによる平均燃費(暫定値)
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10.9 リッター/100 km(– 14 %)
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BMW X5 3.0d: 6気筒ディーゼル、2,993 cc
最高出力
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170 kW(231 ps)(+ 6 %)
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最大トルク
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520 Nm(+ 4 %)
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最高速度
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216 km/h
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EU複合・サイクルによる平均燃費
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8.7リッター/100 km(– 7 %)
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( ※全てドイツ本国仕様 )